ANGLER'S VOICEアングラーズ ボイス

FLY FISHING

Interview with

Kenji Sugisaka

まずは魚を捜す、早春のミッジング

数あるフライフィッシング・シーンの中でも、早春の舞台となるが中流域のミッジング。
細イトに、極小フライ(ミッジ)を結び、緩い流れに広がる波紋をねらう。
そんな場面でも、まずは魚影を確認することで、釣りの組み立て方は大きく変わる。

フライフィッシングにおいて、偏光レンズの一番の重要性とはどのような部分でしょうか?
渓流域、特にドライフライの釣りにでは、魚の姿が見えることは大きなアドバンテージになります。魚影が確認できれば、どこにフライを投げて、どのように流して、さらにどこに立てばよいかという悩みを一気に解決してくれます。もちろん魚影が確認できなければ、“いそうな場所”に目星を付けて探っていくことになりますが、こういった釣りとサイトフィッシングでは、自分の釣りに対する信頼度が大きく変わってきます。その一つに「魚の反応が見える」ということがあります。魚が見えていれば、流したフライに興味を示したのか、それとも警戒したのか、または食いそこなったのか、などの動きが分かり、次の1投に繋げるヒントが見えていきます。特に早春のフラットな水面で繰り広げられるミッジングでは、私の場合はポイントに立ったらまず魚を捜すことから始めます。魚は広いプールを動き回りながら水面のエサを捜していることも多く、ライズのあった場所でも、キャストする時には魚がいないということもしばしば。そんな時に相手の動きを目視で追っていければ、次のキャストのタイミングを合わせることができ、無駄に水面を荒らさずにすみます。何といっても「ターゲットが見える」ことが釣りを組み立てるヒントになるのです。
実際のフィールドでは、どのレンズカラーをお使いですか?
私の場合は、渓流であれば、ほとんどのフィールドでラスターブラウンを使用しています。季節、天候、時間帯に関しても、よっぽどのことがなければこのレンズカラーでとおしてしまいます。海外も含めて、私が行く釣り場の8割はこれでOKです。理由の一つ には、「動いている魚が見えやすい」という性能があります。水面の反射を消して、ボトム形状がしっかり見えるというのはもちろんですが、定位している魚、回遊している魚の行動が見えやすいのはとても強みになりますね。視界の端でも、しっかりとその影を捉えてくれます。ブラウンカラーとしても比較的明るいので、曇天時や朝夕のマヅメ時もストレスなく掛けられます。ちなみに、渓流や本流で愛用しているレンズカラーではありますが、日差しの強い海のフィールドで使うこともあります。キューバやハワイのフラットでも充分に照り返しを遮ってボーンフィッシュやパーミットの魚影をピックアップしてくれました。それでも特に眩しいと感じる場合は、ミラーコーティングをするのもよいかもしれませんね。
ミッジングは、とにかくティペットが細く、フライが小さいですよね。
今回も0.15号のティペットに#26前後のフライを結んでいます。最近は老眼も入ってきて、フックアイにティペットを通す際には、老眼鏡を使用していましたが、今使っているラスターブラウンのTALEXレンズには度付きレンズを選んでいます。しかも遠近両用。手もとを見る時は偏光グラスを少しずらすだけで、快適にフライを結べます。偏光グラスと老眼鏡の2つをフィールドに携行するのは、ベストのポケットがかさばりますしね。ここ2年間は、釣り場でほとんどこの偏光グラスしかかけていません。とにかく「魚の見え方」というのは確実に釣果に影響する部分です。特にサイトフィッシングであれば、信頼のおける視界で水面を見たいですね。

杉坂 研治 すぎさか・けんじ

自身のフライフィッシングのノウハウを詰めこんだタックルを開発・リリースするKenCubeを運営。日本の渓流、湖、海はもちろん、北極圏から南米までさまざまな地域でのフライフィッシングを経験している。全国各地でスクールを開催しており、キャスティングを含めてテクニックをレクチャーする機会も多い。

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