Scroll

SALT WATER FISHING

ANGLERS VOICE

アングラーズボイス

森 浩平

KOUHEI MORI

年間2000尾という
圧倒的な釣果を支える視界

大阪の淀川をホームグラウンドに、数多くのクロダイ・キビレを釣る森浩平さん。本格的にチニングを始めたのは2009年。生活環境の変化の中で、釣りを再開したことがきっかけだった。

「子どもの頃は一般的な釣り好き少年で、自宅近くの野池でよくバスを釣っていました。ただ、小・中学生の頃、家族で西表島に行く機会があって、現地ではマングローブでナンヨウチヌやミナミクロダイがルアーで釣れました。道具もバスタックルと変わらない。その楽しい思い出があって、淀川でキビレが釣れると聞いた時、それならやってみたいと思ったんです」

すると初釣行で35cmクラスを5尾、3日後に行った2回目の釣りでも40cmクラスを複数キャッチする。最初はナイトゲームが中心だったが、安定して釣果を出せるようになると、当時はメジャーではなかったデイゲームの可能性を開拓。2010年からはブログで情報発信も始め、年間2000尾以上のクロダイ・キビレを釣るという圧倒的な実績を上げることで、全国のチニングファンから注目を浴びるようになった。その快進撃を当初から支えていたのが、TALEXの偏光サングラスだった。

度付きレンズの快適性と状況に応じたレンズカラー

「チニングはキャストしながら広範囲を探り、目は水面を常に観察していて、一投ごとに地形の変化や魚からの反応に気を配ります。そうした釣りを長時間、遮るもののない場所で続けるには、信頼できるアイウェアが欠かせません。TALEXは当時から愛用していて、余計な光はしっかりカットしてくれながら、見たいものが明るく自然に見える安心感がすごくありました」

「途中で変えたのはレンズを度付きにしたことです。それまではコンタクトをしていたのですが、TALEXは度付きレンズも非常にいいと聞き、思い切って試してみたんです。すると大げさでなく“もっと早く替えるべきだった”と後悔しました(笑)。コンタクトは目が乾きます。そのためパサパサだったり、ゴロゴロだったりという違和感がどうしても生じやすいのですが、度付きの偏光サングラスにするとそれらのストレスが驚くほど解消されます。もし迷っている人がいたら、“すぐにでも替えるべき”と今は断言できますね」

そのうえで、森さんは複数のレンズカラーを使い分けている。

「デイゲームのレンズカラーは3つです。基本はトゥルービュー。釣りは自然の中で四季の変化を感じ取るのも楽しみのひとつですし、自分は写真を撮るのも好きなので、その時に対象のディテールをなるべくそのまま観察したい。トゥルービューは見え方が自然なのが何より快適。ただ、チニングでは季節や時間帯によって日差しがかなり強烈な時もあります。その際は、より厳しい日差しや照り返しを防いでくれるトゥルービューフォーカスのシルバーミラーにしています。あとは曇りの日や朝夕のマヅメ時など、低光量の時には視認性を高められるイーズグリーンで、周囲の変化をなるべく見逃さないようにしています」

注目レンズカラーのモアイブラウン

そしてナイトゲームで高い効果を実感しているのがモアイブラウンだ。

「モアイブラウンというレンズカラーは、パソコンや蛍光灯の光による目の疲れ、あるいは夜間の運転に有効というものです。それがナイトゲームのチニングにも非常に使いやすい。淀川は夜も周囲の建物からの光や街灯が意外に多く、その中でこのレンズをしていると視界がくっきりします。あとはやはり、釣り場までのドライブに効果的ですね。自分はリバーシーバスも好きで、大阪から日本海側の流入河川まで夜通し走ることも多いのですが、このレンズをしていると対向車のヘッドライトによる不快さが抑えられ、路面状況も掴みやすくなります。あまり知られていないカラーだと思いますがとても気に入っています」

自分の道具に妥協したくない

「レースも釣りも、道具を使った自己表現という思いが昔から強くありました。度付きのレンズで複数のカラーをそろえたり、カスタマイズにこだわるのも大切な道具で妥協をしたくないからです。釣りメーカーのテスターを引き受けるようになったのも同じ思いからで、私が始めた頃のチニングは、夜間の風や波の穏やかな状況でねらうのが主流で、“前アタリがあっても合わせずに本アタリが出るまでゆっくり巻き続ける”“張りの強いロッドはバイトを弾いてしまうので不向き”などと言われました」

「でも自分は早い段階から、日中の白波が立つような荒れた状況でも食いが立つことや、チヌが一発で食い込まないのは誘い方の問題で、食わせるには止めることもむしろ必要。従来のチニングでは想定されていなかった条件でも釣りが成立させられる。そうした実体験に沿った道具を作ってもらえるなら、その機会を活かしたいと思ったんです。今、それを実現してくれている開発陣には本当に感謝しています。偏光サングラスも、自分の経験が役立つなら、喜んでフィードバックさせていただきたいと思っています。レンズカラーもフレームも、チャンスがあれば柔軟にいろいろなものを試していきたいですね」

森 浩平 もり こうへい

大阪府在住。一年を通じて数多くのクロダイ・キビレを釣るチニングのエキスパート。プロのバイクレーサーとして活躍したのち、20 代後半で釣りを本格的に再開。日本各地の身近なフィールドで楽しめるチニングを探求する。現在のチニングシーンで主流となっているフリーリグ釣法や、細いPE を用いたベイトタックルスタイルを確立したことで注目を集め、現在はダイフィールドテスターとしてタックルの開発にも参加。シーバス釣りも得意とする。