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SALT WATER FISHING

ANGLERS VOICE

アングラーズボイス

濱本 国彦

KUNIHIKO HAMAMOTO

基本を積み重ねることで得られる楽しさ

シーバスゲームは身近な河川や湾などでビッグサイズのターゲットを狙えることで特に人気のスタイルといえる。 本業の職を持つ傍ら、時間の許す限りフィールドに立ち ビッグサイズのシーバスを狙う濱本国彦さんに、TALEXレンズを選ぶ理由を聞いた。

ナイトゲームがメインのシーバスで、濱本さんが偏光レンズにこだわる理由は?

一般的にシーバス狙いの基本は夜。ボク自身も釣行の8割はナイトゲームです。視界が明るいデイゲーム、人工的な光だけが頼りとなるナイトゲーム。もちろんTALEXのレンズを使う恩恵はデイゲームの方に分があるのは事実です。ただ、ここに関係性がないかというと実は逆で、大きく関係しています。それは、視界が明るいデイゲームで“あるモノ”を見る術を身につけることが、ナイトゲームで釣果をアップさせる近道になるからなんです。

ナイトゲームのために、デイゲームで見ておくべきモノとは何ですか?

ボクは色々あるシーバスエリアの中で川を中心に攻めるのがメインのスタイルなんです。流れ、そして潮と風が交差する川で釣果を得るには、正しいラインコントロールが最も重要だと考えています。ベイトフィッシュの種類やサイズはもちろん重要なファクターですけど、それ以上に・・・。ルアーは着水して放っておけば、ただのプラスチックの塊ですよね。でも、そこに息吹を吹き込み、生命感を与えることができるのはラインコントロールにかかっています。つまり、デイゲームでもナイトゲームでも見るべき部分はライン。自身のラインの向きと深さや動きを常に見て、自分のキャストしたルアーがどの棚で、どの方向に、どう移動しているのかを常にイメージする。そのイメージが実際の深さや動きに極力近い状態になることが、基本的なラインコントロールです。これが習得できて初めて、次に食わせるアプローチが可能になってくるんです。

ラインコントロールが出来れば、確率を上げられるということですね?

狙ったポイントにキャストして足元までトレースする。動作は同じでも、ルアーを自分の意のままに操れるようになることが次のステップです。ルアーの重さや動きを考慮してシーバスが最もバイトしやすい位置に送り込めること。これがボクの言う正しいラインコントロール。これさえ出来れば、誰にでもチャンスは大きく広がるハズです。そのためのプロセスとして、デイゲームでTALEXのレンズを使い、ラインをしっかり見る感覚を養って欲しいんです。ボクがそこにTALEXを選ぶのは、ラインを確実に見れる偏光性能の高さと、精度の高い距離感です。川にはもちろん流れもありますし、潮も関係します。そこに風が吹く、つまり全く同じシチュエーションなど存在しないですよね。でも、正しいラインコントロールをマスターできれば、自然界の影響をマイナスに捉えるのではなくプラスに 考えられるようになります。

同じ経験を積むなら、情報は正しい方が報われる。

デイでの情報とラインコントロールという技術があれば、無駄なキャストは少しでも減らせるということ。狙い通りに攻めることができれば間違いなく楽しめます。タイミングさえあえば、普段見慣れた景色の中でメーター級のサカナが釣れる可能性だってある。そんな釣りはなかなかないですよね。やっぱりドキドキするし、めちゃくちゃ楽しいですよ。

濱本 国彦 はまもと くにひこ

幼少時代から磯釣りを趣味とする祖父・父親と名礁に上がるなど、感覚的に身につけた釣りへの礎を、自らも磨き続けて現在に至る。本業の職を持つ傍ら、時間の許す限りフィールドに立ちビッグサイズのシーバスを狙う彼の姿は、同じ境遇で釣りを楽しむ多くのアングラーの目標であり、憧れでもある。