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TALEX PEOPLE タレックスピープル

ドライビング

もう、コレをかけずに
運転できない!

モータージャーナリスト

小沢 コージさん KOJI OZAWA


ENGINE 2009年2月号掲載

「バラエティ自動車評論家」を自称し、独特の物言いを特徴とする。思いつくがままに風刺するジャーナリストを名乗り、自身が所有する自動車は、ポルシェやロールスロイス、スバルの軽自動車などバラエティに富んでおり、新車インプレッションのほか、クルマ関係の人物伝も多い。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。世界・カー・オブ・ザ・イヤー日本代表審査員のひとりでもある。

INTERVIEW

つくづく人間は視覚の動物だと思う。というのもタレックスをかけて約1年、ドライブ、それも特に長距離となった場合には、このサングラスが手放せなくなったからだ。

日本でのドライブはもちろん、今の私の習慣である”ドイツ半移住”の際にはタレックスは必需品だ。空港がアウトバーンに直結しているから、飛行機を降りてものの数十分でクルマに乗り、オーバー100km/hの世界に突入する。しかも2日間で1000kmとか、日本では1カ月かけて走る距離を数日で走りきる。

運転で一番疲れるのは腕や腰ではなく、目であることがタレックスを使うようになってよく分かった。タレックスを日本に忘れると、アウトバーン走行後に疲れが長く残るのだ。

情報処理能力を上げるレンズ

人間は、A4サイズのプリントで、600万画素ぐらいまでと、それ以下の画像の差異がひと目でわかる。つまり、ほんの数秒でそれくらいの情報を処理してることになる。

そして当然のことながら、私たちが普段見てるのは動画で、高速で走っている時には超ハイスピード動画を見ていることになる。で、これが重要なのだが、人間は見事な省略能力を持っている。見てるようで見てない瞬間があるのだ。だから普段はあんまり疲れない。

でもね。ドライブの時は違うのよ。運転中は目の前に広がる動画に集中せずにはいられない。なぜってヘタすると死んでしまうし、 殺してしまうからだ。だから目が疲れるのも当然。なにしろ平気で1時間ぐらい、600万画素レベルの詳細動画を集中して見続け、その画像の中の危険性のあるモノ・コトすべてを認識しなければいけないのだから。これをコンピューターでやるとなったら、たぶんスーパーコンピューターが必要でしょう。それはともかく、走っているときに、人間の目と脳がメチャクチャ大量の情報処理をしてるのは確実なのだ。

しかし、タレックスをかけると、疲労度は確実に1~2割は減る。なぜか? 理由はシンプルだ。目に入ってくる情報を選別してくれるからである。一番分かりやすいのは反射光で、世の中には金属からガラスからとにかくピカピカ光るものがあり、ハレーションのように目に入る。ハッキリ言って疲れるし、突発的でやっかい。でも、タレックスはこれらを確実に除去してくれる。

レンズの色で世界が変わる

タレックスをかけると、色の見え方も大きく変わる。今春、私は自然色の「トゥルービュー」と 高速向きの「アクションコパー」の2種類のレンズのタレックスを手に入れた。 グレーのレンズのトゥルービューは、目に飛び込んでくる画像が暗くなりそうだが、それはほとんどなく、実像からの反射のみを抑えてくれる。

まさに”真実の眺め”。 一方、ファッション性も高いので多用しているアクションコパーだがコイツは凄い。まるでデジカメ画像をパソコンで色補正したかのような、鮮やかな発色になるのだ。

かけた瞬間は、全体が茶色くなったように思う。だがものの数10秒で目と脳が慣れ、赤はより赤く、黄色はより黄色く見える。なんだか映画の主人公になったようなハイな気分になる。アウトバーンをぶっとばし、フランクフルトから約5時間、 疲れ切った頃にミュンヘンあたりでアクションコパーごしに見た紅葉は最高だった。あまりの美しさに一瞬、疲れを忘れました。

あと、凄いのが雪道の路面からの照り返し除去機能。ドイツの冬は結構雪が多く、積もった翌日の晴れた日にはタレックスがあるとないとじゃもう大違い。ってなわけでコイツは現在私の目の一部になっております。タレックスさん、ありがとう!

PROFILE

モータージャーナリスト

小沢 コージ

「バラエティ自動車評論家」を自称し、独特の物言いを特徴とする。思いつくがままに風刺するジャーナリストを名乗り、自身が所有する自動車は、ポルシェやロールスロイス、スバルの軽自動車などバラエティに富んでおり、新車インプレッションのほか、クルマ関係の人物伝も多い。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。世界・カー・オブ・ザ・イヤー日本代表審査員のひとりでもある。