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トゥルービューの生みの親は錦鯉!? 人気No.1レンズの誕生秘話

数あるTALEXレンズの中でも、人気No.1の「TRUEVIEW®(以下、トゥルービュー)」。目にする景色をありのままに再現する見え方が好評を博し、1996年の発売以来、様々なジャンルやシーンでご利用いただいています。そこで今回は、そんなトゥルービューがどうやって生まれたのか、他のレンズとは何が違うのか、その魅力をご紹介します。

 

■トゥルービュー開発のきっかけ

・ある朝の不思議な出来事

新しいTALEXレンズが開発される経緯は様々ですが、海外からの注文というケースも多くあります。例えば過去には、メジャーリーグの一流選手から『炎天下でもフライをキャッチしやすいレンズ』を、山岳地域で活動する方からは『緑色が鮮明に見えるレンズ』を依頼されて製作し、大好評をいただきました。

実はトゥルービューの開発のきっかけも、そうしたオーダーの中にあったのです。

時は1989年、アメリカの有名ブランドから『可視光線透過率(自然光を通す割合)50%程度の、赤系の偏光レンズを作ってほしい』という依頼がありました。そこで開発チームはその要望に応える特別なレンズを完成させたのですが……

ある晴れた朝のこと、開発チームを率いていた光内室長がその偏光サングラスをかけてドライブをしていると、東を向いたときに路面が赤くなることに気が付きました。ところが、西や北を向いても赤くならなかったというのです。「魔法のレンズだな」。光内室長はその不思議な体験をきっかけに、新しいレンズを開発できるのではないかと考えるようになりました。

・錦鯉の赤色を忠実に見たい!

もう一つのきっかけになったのは、光内室長の趣味が「錦鯉の飼育」だったことでした。本人はあくまで趣味といいますが、100匹以上も飼っていて、全国の品評会で優勝した鯉もいるという本気度なのです。

そのため稚魚を買い付ける際には常々、「錦鯉の赤色を忠実に見たい」「水面の反射をなくして見やすくしたい」と思っていました。偏光レンズは水中にいる錦鯉を見るのに適していますが、レンズに色が付いているため、どうしても色味が狂ってしまうからでした。

技術者をくすぐる不思議な出来事と、趣味人のあくなき追求心。この二つの動機がエネルギーとなって、トゥルービューにつながる開発がスタートしたのでした。

■トゥルービュー開発の苦労

・「赤ヌケ現象」の発見と解決

ところが開発は困難の連続でした。「レンズに色を付けずに、反射光にも色を残さないようにする」という、相反する性質の両立が求められたからです。さらに当時は偏光に関する文献なども少なかったため、技術やノウハウを独自に積み上げていかなければなりませんでした。

それでも光内室長は研究と調査、試行錯誤を繰り返し、“あの不思議な赤色”の原理を発見。それは「赤ヌケ現象」と呼ばれるものでした。

赤ヌケ現象とは、偏光レンズの偏光度(反射光などをカットする割合)が低いときに、反射光に色が付いてしまう現象をいいます。あの朝の強い太陽光をカットしきれなかったため、路面などが赤く見えていたのでした。

この発見によって、偏光度に関わる「偏光フィルター」の染色方法が改善され、グレーカラーのままでも赤色が抜けないようになったのです。

(左)タレックスで見た景色 (右) 裸眼

・100分の1ミリの精度を追求

そうした様々な課題を解決して理想のレンズを作るには、水溶性の偏光フィルターを100分の1ミリの精度でマネージメントすることが求められました。例えば、温度や湿度の異なる季節の中でフィルターを均質にすること、光線すべてをバランスよく見せることなどです。

その上で、TALEXが定める数々の品質チェックや性能評価をクリアすることが必要だったため、トゥルービューの発売は開発スタートから7年後の1996年となりました。

■トゥルービューの魅力


ありのままに見える景色

トゥルービューの魅力はなんと言っても「自然のまま、ありのままに見えること」です。どんな天候においても人間が快適と感じる視界を目指して開発された、偏光度と可視光線透過率の最適なバランス。

一般的なサングラスは色が付いているために暗く見えてしまいますが、トゥルービューは照り返しや反射光といった余計な光だけをカットするので、白飛びして見えるようなシーンでも明度を抑えて、景色の色彩やディテールを鮮明に見せてくれます。

また裸眼の見え方にできるだけ近づけているため、眼が疲れにくく快適に過ごせるのも人気の理由です。


日本とアメリカで特許を取得

2002年には、トゥルービューは日本とアメリカで特許を取得し、「世界で唯一、カラーで特許を取っている偏光レンズ」になりました。

こうした高い性能が評価され、トゥルービューは「JR西日本全エリアの新幹線運転士/鉄道(在来線)運転士の保護メガネ」として採用されています。その他にもサングラスが必要とされる様々なシーンに対応できるため、ドライバーからカメラマン、バードウオッチャー、果物農家、競馬の騎手、画家といった幅広いジャンルの方々に愛用いただいています。

・ユーザーの声

直射日光でもまぶしくなく、道路の照り返しがないのでコントラストも見えやすく、運転時は手放せません。
雑光フィルターの効果は納得です。クッキリ視えます。後あまり暗くならずに眩しさがカットされていて自然な視線もストレスが無く良かったです。
主に釣りに使用してますが、視界がとてもクリアになるので手放せません!付け心地も良いので疲れないし末永く愛用したいです。

「地球上のあらゆる光の環境に応じて、三原色を忠実に再現するレンズカラー」。これはオンリーワンの技術で作られるトゥルービューだからこそ使える表現です。

ありのままの世界の色彩を、ぜひトゥルービューでお楽しみください!

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