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TALEX プロユースの“ものづくり”

1938年に眼鏡レンズ発祥の地で誕生したTALEXは、一人ひとりにご満足いただける「見え方」を目指して、品質・精度・革新にこだわるものづくりを続けてきました。そして、その姿勢をご評価いただき、現在では様々なプロフェッショナルの方々をはじめ、多方面のお客様にご愛顧いただいています。受け継がれてきた歴史、技術、情熱——改めて、TALEXの歩みをご紹介します。

 

■TALEXの歴史

「眼鏡レンズ」生産拠点である生野区田島

・眼鏡レンズ発祥の地で創業

眼鏡レンズ発祥の地、大阪は田島町。幕末から続く国内有数の生産地で、TALEXの前身である「田村レンズ製作所」は産声を上げました。1938年のことでした。

あまたのレンズメーカーがひしめくこの地で当社が名を残すことができたのは、レンズ製造の確かな技術を磨きながらも、常に独自性を追い求めてきたからでした。

例えば、他メーカーがガラスを磨いて既成の度付きレンズを製作する中で、当社は色付きポッペンガラスを切り出して規定のカーブにプレスするという新しい製法に挑戦。サングラス用の度無しレンズを低コストで量産することに成功し、大きな評判を呼びました。

また、1966年には世界で初めて全面均整の光学的に優れた「ガラス製偏光レンズ」を開発。これを機にガラスレンズ製造から偏光レンズメーカーへと歩みを進め、TALEXが誕生しました。

・国やカテゴリーを超えて

その後、1984年のロサンゼルスオリンピックで指定サングラスに採用されたことも手伝って、TALEXの名は世界で知られるようになりました。そして欧米諸国の一流ブランドとの取引が増加するとともに、国内での認知も広がっていきました。

TALEXは創業以来ずっと、「お客様に喜ばれる新しい時代のレンズを作ろう」という情熱で製品開発に努めてきました。そして現在ではその姿勢と製品をご評価いただき、アングラー、ラリードライバー、登山家、スキーヤー、ゴルファー、カメラマン、電車の運転士など、様々なジャンルの方々からご支持をいただいています。

 

■熱意×技術×品質の「ものづくり」

偏光レンズ製作工程における検品作業の様子

・お客様の目を守ることが使命

TALEXの使命は、「お客様の目を守ること」に尽きます。だからこそ、品質・精度・革新を常に追求するものづくりに徹してきました。

例えば偏光レンズの製造においては、6,000以上もの品質管理項目を設けるとともに、全レンズにロット番号を付けて品質を管理。原材料の仕入れから、製造、販売、アフターフォローまで、全工程に責任を持てる体制をとっています。

また、製造工程の全てを自社生産にこだわることで、設計から量産に至るまでのあらゆる知見やノウハウを蓄積。新しい技術や製造手法に活かしていくことによって、開発体制そのもののレベルを高めてきました。

そのためTALEXでは、レンズ製造に使用している機器においても、約80%を独自開発しています。私たちが求めるクオリティを達成するためには、どうしても専用の機器が必要だったからです。

・細部まで妥協しない職人の存在

TALEXには、他社に真似できないものがあります。それは、当社オリジナルの「雑光®カットフィルター」をレンズにはめ込む技術です。そのフィルターはわずか0.03mmの薄さのため、レンズに正確に合わせるには高い技術力が必要になります。合わせて、気温や湿度などの影響を受けやすいフィルターの状態を見ながら、薬品の配合などを変化させていく繊細さも求められます。

だからTALEXには、長い年月に鍛錬された職人たちがいます。機械では効率化できない細部を、職人たちの鋭敏な目と技が担っているのです。実際、レンズ製造の全工程の60%以上がハンドメイドで作られています。

職人たちは日々、『一枚入魂で一つひとつに誠意を』『お客様の気持ちを考えて品質を管理』『世界が驚くレンズを作る』といった心意気で仕事に向き合っています。伝統的な職人技と、先端技術のバランス。それこそが、優れた偏光レンズを生み出すTALEXの中核なのです。

 

■プロユースという信頼

・一流ブランドとのパートナーシップ

TALEXは1938年の創業以来、日本だけではなく世界が求める「見え方」のニーズに対応してきました。容易な案件など一つとしてありませんでしたが、そうした積み重ねが評価につながり、様々な業界やブランドとのパートナーシップに結実。さらには、多彩なコラボレーションモデルを生み出すことにもなりました。

【TALEXレンズ 導入・コラボレーション事例】

▼TALEXサングラスの採用・ご提供

【JR京都丹後鉄道】
約4,000名の運転士用保護サングラスとして採用

【JR西日本】
全エリア内の新幹線運転士約500名の保護メガネとして採用

【第55次 日本南極地域観測隊】
越冬隊(機械担当)にサングラスをご提供

▼TALEXレンズとのコラボレーション
【BMW】
BMW開発のサングラス「BMW EYEWEAR」にTALEXレンズを採用

【AutoExe】
AutoExe開発のスポーツドライビング用サングラスにTALEXレンズを採用

 

・世界基準の品質

国や業界を超えてのパートナーシップを実現するには、世界基準の品質が必要です。そのためTALEXでは、厳格な検査基準の一つといわれる「Colts Laboratories基準」をはじめ、アメリカの「ANSI規格」、ヨーロッパの「EN規格」といった様々な規格をパスしています。

こうして多種多様なプロフェッショナルと向き合ってきたことで、私たちTALEXはプロユースに耐え得る製品開発が、全体のクオリティアップになると確信しました。そしてその試行錯誤がそのまま、お客様一人ひとりの満足度につながると信じています。

 

■より良い「見え方」を目指して

・お客様の声を商品開発に

お客様により満足いただけるものを目指すTALEXの商品開発に、終わりはありません。そのため現在においても、プロアングラー、モータージャーナリスト、電車の運転士など様々なジャンルのプロフェッショナルの声を集めて商品開発に活かしています。

また20年以上にわたって、TALEX直営店に来店された方の声を収集。毎月実施しているアンケートやSNSの声もすべて保存しています。さらに、地域ごと・店舗ごとに異なるニーズを把握するため、全国各地にある400以上の提携メガネ店に足を運んでご意見をいただいています。

そうしたご意見・ご要望をもとに生まれた製品の一つに、2020年発売の季節限定カラー「イーズブルー」があります。心地良い青色で気分を落ち着かせる見え方で、ご好評をいただきました。

TALEXは今後も様々なご意見を積極的に取り入れて、より高品質でより満足いただける製品開発に注力し、お客様一人ひとりに合う「見え方」をご提供できるように努めていきます。

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