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TALEX PEOPLE タレックスピープル

登山

今は山でも日常でも
欠かせないもの

編集者・山岳ライター

小林 千穂さん CHIHO KOBAYASHI

幼い頃から山に魅せられ、多くの名山登頂を経て、今では1年の約3分の1を登山活動に費やすという小林 千穂さん。登山そのものがライフスタイルといっても過言ではない彼女が、2014年、あるフィッシングプロからの紹介でTALEXの存在を知る。その後すぐに、登山でTALEX搭載のサングラスを体感し、その日から登山用サングラスの概念が180度変わったという。登山靴はもちろん、ウェアやバックパックなど、登山に纏わるアイテムにはアドバイザーレベルの知識を持つ小林さんのサングラスイメージを、大きく変えたプロセスを紐解いてみよう。

INTERVIEW

Q:ひとりの女性登山者として、小林さんが抱いていたサングラスのイメージはどのようなものでしたか?

山は街中よりも紫外線が強いというのは皆さんも御存知ですよね。ですから、目の保護として欠かせないアイテムという認識はもちろんありました。でも、サングラスをかけると景色の色が変わってしまうのでは?という思いから、雪山や夏の稜線歩きなど、本当に目を守らなければならないときだけ、仕方なく掛ける、というイメージでした。私は山のきれいな景色をそのまま楽しみたいと思っていましたから。それに、サングラスをかけていると、周囲の人から目の表情が見えず、印象が悪くなるのではないかというのも結構気にしていましたね。だけど、TALEXのレンズに出会って、その考えは大きく変わりました。暗くするだけがサングラスではないんだって。風景にある色味が変わらないレンズがあることを知ったから。今では、山だけでなく、日常でも手放せなくなっています。

Q:TALEXには様々なレンズカラーバリエーションがありますが、小林さんが最初に使われたのはどのレンズカラーですか?

トゥルービューというレンズカラーが最初です。景色の色味を変えずに見ることができる、と伺ったので。使ってみたら、色味を変えないどころか、掛けたときの方がキレイに見えるほどの視界に驚きました。それと、使い続けるとこんなに目が楽なんだというのも、さらに驚きでした。以前は、多少まぶしくてもサングラスはかけずにいたので、無意識に目を細めていたんでしょうね。それがTALEXのサングラスを使うようになってからは、本当に疲れにくくなりました。岩や地面の反射で目がチカチカすることもなくなったので、足元も見やすくなるということがわかりました。まぶしく感じる光だけを抑えてくれて、目を細めなくてもいいから、視野が広くなる。さらにその広い視野すべてが快適になった感じがします。

Q:このトゥルービューをきっかけに、今は複数のレンズカラーを愛用されていると伺いましたが?

実は2014年の末に南米・エクアドルの6000m峰に挑戦したんです。そのときに、トゥルービューよりも濃いスペックのアーシーブラウンというレンズカラーを入れたサングラスを持ち込みました。赤道直下の雪山なので、強い日ざしと紫外線の影響が心配だったのですが、アーシーブラウンでまったく問題ありませんでした。TALEXなら、明るい視界でもまぶしさは防げるんですね。それに雪面の凸凹が裸眼よりもずっとくっきりして、とても見やかったです。6000m峰の登山といえば空気は地上の半分しかなく、危険な場所もたくさんあります。ギリギリの状態で山に登るときは、普段より細部にわたって気をつかわなければなりません。そのような状況でもルートにある雪面の変化がよく見えるアーシーブラウンは、とても大きな助けとなりました。それからですね、他のレンズカラーに興味が湧いてきたのは。あの明るいレンズカラーならどんな見え方するんだろう?って。気がつけば、複数のレンズカラーを使い分けるまでになっていました。

Q:国内の登山で使用するなら、TALEXのどのレンズカラーがおすすめですか?

TALEXのレンズには、フィールドや使用目的によってベストの効果が得られるように18色のカラーバリエーションがあります。瞳の色が人それぞれ違うように、見やすいと感じるカラーも個々で違うため、細分化されているのだそうです。私はそのなかでトゥルービュー、アーシーブラウン、アクションコパー、イーズグリーンという4種類のサングラスを持っていて、行く山や季節によって使い分けています。その実体験をもとに、私が国内の登山で使うサングラスとして、まず、おすすめしたいのはこの2つ。どちらも視界がナチュラルで、それでいてあまり濃くないので一般登山者にも抵抗なくかけられると思います。

Q:登山者がTALEXを使用することで、どういったメリットがあると思いますか?

紫外線やまぶしさから瞳を保護するということはもちろんありますが、私が注目しているのは、足元が見やすくなるという効果です。TALEXのレンズは反射などの雑光を防いでくれるので、日ざしの強い日も地面の細かい凹凸がよくわかるようになります。また、晴れた日の樹林帯は、木の陰がまだら模様になって、地面が見づらいのですが、TALEXを通した視界は、影の部分を暗さでつぶすことなく、明るい部分のチラつきや、まぶしさを抑えてくれるので、明暗差が少なくなると感じています。足元が見づらいと注意力も散漫になりがち。はっきりとした視界で、一歩一歩よく確認することで、つまずきや転倒も防げるのではないかと思っています。

最後に、サングラスをこれから検討される山ファンに向けてメッセージをお願いします。

登山では雪山をのぞいて、まだまだサングラスの普及率は高くありません。私も以前は山でかけていると、どう思われるかな、という周囲からの印象を気にしていました。でもTALEXのレンズは山の友だちにも好評で、その色おしゃれだねとか、色が濃すぎないから使いやすそうと言ってもらえて、今では抵抗なくかけられるようになりました。目を守るだけでなく、視界がクリアになるし、肌の日焼け防止にもサングラスはいいのですよね。今ではサングラスなしで山へ出かける方が怖いと思うぐらい、欠かせないものになっています。みなさんも自分にぴったりのレンズを見つけて、今までより安心で楽しい山登り、はじめてみませんか?

ご紹介レンズ

PROFILE

編集者・山岳ライター

小林 千穂

編集者・山岳ライター。両親に連れられて子供のころから登山をはじめる。北アルプス涸沢ヒュッテの従業員、山岳写真家のアシスタントを経て、編集プロダクションに入社。現在はフリーとして活動し、『山と溪谷』『ワンダーフォーゲル』など登山専門誌に多く寄稿している。里山歩きから雪山、ロッククライミングまで幅広く登山を楽しみ、山にいる日数は、取材とプライベート合わせて年間約120日。2014 年12月にエクアドルの6000m峰に登頂した。著書に『週末ごほうびハイク』(山と溪谷社)、『失敗しない山登り』(講談社)がある。

山岳ライター小林千穂さんのブログはこちら >> 小林千穂の「山でわくわく」