#03 新しい自分と、新しい価値を、見つけてもらうために。
「…ここは?」と、口々にいぶかられる座談会に参加した方々。高い天井に真っ白な壁、そこで忙しく動き回るスタイリストやカメラアシスタント。明らかに非日常的な空間へお連れしてしまい、少々驚かせてしまったかもしれません。彼らには座談会の最後に、「完成した『高齢者限定モデルサングラス』をかけて、記念撮影をぜひさせてください」とお伝えをしていました。しかし、プロ仕様のフォトスタジオで、ファッションフォトグラファに撮影してもらうことまでは、あえてお伝えはしていませんでした。これはプロジェクトメンバーからご協力いただいた皆様へのサプライズ。なぜこんな企画を用意したかは、「目の健康」の他にもう一つ、私たちが大きなテーマを持っていたからでした。
「愛用」してもらうために欠かせないもの。
『#01「愛用サングラスがない」のは、なぜか。』で触れたように、サングラスにはその機能性の他に「ファッション性」という大きな役割があります。たとえどんなに目に良いものであっても、「持ち歩きたい」「使い続けたい」と感じられるアイテムでなければ、人は自分のそばにそれを置いておくでしょうか?TALEXのサングラスはレンズ・フレームともにデザイン性も追求して開発していますが、「高齢者の方でも似合う」という実感を、ご自身で味わってもらいたいと考えました。
事実、座談会で「高齢者限定モデル」のレンズ・フレームを選んでいただいたとき「こんなデザインのメガネを普段かけたことがないから…」「こんなの似合うかしら…」という感想をおっしゃっていました。しかし、それは高齢者の方々とサングラスとの距離がまだ「離れているから」だと私たちは考えたのです。
80歳をこえてもなお、「新しいこと」を楽しむ喜び。
フォトスタジオには、座談会に参加していただいた5名の方々の撮影のために、それぞれ撮影用の衣装も準備。これは、スタイリスト、フォトグラファとともに打ち合わせを重ね「サングラスをかけて、80歳を超えてからもなお新しい自分に出会ってほしい」という思いを伝えるためのものでした。
とはいえ、その思いはあくまでサングラスメーカーである私たちからの一方的なもの。万全の環境を整えて臨んだ撮影でしたが、慣れない空間で、短いながらも慣れない撮影をお願いすることに一抹の不安も持ち合わせていました。しかし、それは大きな間違いだったようです。いざ、カメラの前に座ると、俳優のように演技をしてくれる皆様。時折、フォトグラファのパソコンを覗き込み「もっとこうしたほうがいい?」と意見をくださる方も。「なんでも楽しもう」という生き方をされているのだなと知り、撮影現場では私たちの方が感動させられてしまったほどでした。
「こんな経験、今まで生きてきて初めてでした。とても楽しかった。」
「新しいことをやるのはこの歳になっても楽しい。」
「普段とは全く違う自分がいて、面白かった。」
終始にこやかにフォトグラファの要望にも答えてくださり、「ありがとう」と口にしてフォトスタジオを去られる姿は本当に清々しく美しいものでした。サングラスを愛用してもらうきっかけとして企画した撮影でしたが、私たちの思いも伝わり、彼らから生き方を教わった素晴らしい時間となりました。
CONTENT
- #01 「愛用のサングラスがない」のは、なぜか。
- #02 高齢者にこそサングラスを勧めたいのは、なぜか。
- #03 新しい自分と、新しい価値を、見つけてもらうために。
- #04 サングラス越しの世界。
- #05 REBORN.
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