(こちらの記事は2022年7月に更新しました)
突然ですが、こんな経験はありませんか?
夕(ゆう)マヅメ、これから地合いというタイミングで根掛り。
ロッドをあおっても外れないので引っ張るとリーダーごとラインブレイク…
急いで糸を結び直そうとしても、薄暗いなか手元にピントが合わず、ノットを組むのも一苦労。気づけば地合いが終わり周りは真っ暗。
それ、実は老眼です。
老眼と一言でいっても、目の状態により、対策方法が異なります。
今回は、遠用視力が1.0前後ある方を基準とし、以下の4パターンを例にあげておすすめ対処方法をご紹介いたします。
【目の状態】
①裸眼で視力1.0前後あり。手元はぼやける。
②近視矯正の眼鏡をかけて視力は1.0前後あり。眼鏡をかけて手元を見るとぼやけるが、眼鏡を外すとピントが合う。
③近視矯正の眼鏡をかけて視力は1.0前後あり。眼鏡をかけても外しても手元がぼやける。
④遠視矯正の眼鏡をかけて視力は1.0前後あり。眼鏡をかけても外しても手元がぼやける。
①の方におすすめなのは「バイフォーカルレンズ(丸型二重焦点レンズ)」または「遠近両用レンズ」です。バイフォーカルレンズとは、画像のようにレンズの遠用部分は度数が入っておらず、近用(手元を見る)小窓部分に老眼矯正度数が入ったレンズです。
レンズカラーはトゥルービュースポーツ・イーズグリーン・ラスターオレンジの3色をラインナップ。レンズ価格は1ペア18,700円(税込)で、小窓の位置は上か下かをお選びいただけます。
遠近両用レンズは、遠用部分から近用(手元を見る)部分にかけて、徐々に度数が変化しており、丸型二重焦点レンズのような度数の境目がありません。
レンズ価格は44,000円(税込)~。ラインナップはほぼ全カラー対応。一部レンズ素材やコーティングによっては対応できない場合ございます。遠くは度無しのため、いつも通りの見え方。手元を見る時は、顎の位置はそのままに、目線をスッと下に下ろす感じにすると、ピントが合います。
②の方によくありがちなのは、手元を見るときに眼鏡を外し、頭の上に掛けたり地面に置いたり…どこに置いたか忘れてしまい、ついうっかり…なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな②の方におすすめなのは「遠近両用レンズ」または「跳ね上げられるサングラス」です。
遠近両用レンズの場合、手元を見る時にいちいち外さなくてもOK。
遠近両用はまだ考えていないという方には、跳ね上げられるサングラスがおすすめ!
近視矯正のレンズを入れた状態で使用し、手元を見る時は跳ね上げるだけでOKです。
いずれもサングラスを外す必要がないため、結び直しもスムーズに行えます。
③と④の方は比較的矯正度数が強い方に多く見られる現象です。
この場合、TALEXレンズラインナップの選択肢としては「遠近両用レンズ」になります。
TALEXレンズ遠近両用設計には「Type 1」「Type 2」があります。フィッシングスタイルと目の状態に合わせて、手元の見え方を2つのタイプから選択可能です。
Type 1
鮎やヘラなど、細かな仕掛けを結び変える場合は、手元にピントが集中して見えやすいType1がおすすめ。
Type 2
手元の見える範囲が広く、ゆれ歪みを軽減された設計。テトラ帯や磯場など、足元が不安定なフィールドでも違和感なく使えます。
度数によっては制作できない(制作可能なフレームが制限される)場合がございますので、お近くのTALEXプロショップへご相談ください。
いかがでしたか。
見え方には個人差があります。自身の目の状態はもちろん、普段使用されているメガネの度数やレンズ設計、ご使用される環境によっても左右されます。
まだ見えるから大丈夫と無理をされると、目の疲れや老眼が進行してしまう場合がございます。とくに目が疲れている夕方、光量が少なくなる夕(ゆう)マズメの時間帯は要注意。
最近手元が見えにくいと感じたら、ぜひお近くのTALEX認定プロショップへご相談ください。TALEXレンズの体験はもちろん、視力測定やフィッティングなど、快適に釣りが楽しめるように全力でサポートさせていただきます。
目は一生物です。あなたの目の状態に合わせた特別なサングラスが見つかることを願っています。
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