皆さまこんにちは。
夏も真っ盛り。お出かけの際は日焼け止め、帽子に日傘…
「そうだそうだ確かサングラスもあったな」としまってあったサングラスをふとケースから出すと「あれ、こんな傷あったかな?」「あれ?レンズの色が変わっている…」「表面のコーティングがちょっと剥がれている?」なんてことはないでしょうか。
シーズンに入ると上記なようなサングラスの状態について、修理ができるか否かのお問い合わせが多く寄せられます。その中でも多くいただく、残念ながら「修理ができない3つの症状」をお伝えさせていただきます。
前提としまして、サングラスはデリケートなものですのでご自身でお修理を試みる事はくれぐれもお控えください。
1.レンズの傷
レンズに傷が入ってしまった場合は残念ながら傷を消すことはできず、レンズ自体を新調するリペアのご提案となります。
コンパウンド等の研磨剤のご使用はくれぐれもお控えください。レンズ表層のコーティングが削れてしまい状態は悪化します。
頑固な汚れ、あるいはゴミが付着していただけ、というケースも稀にありますが、「傷かな?」と思われた場合は、慌てずご購入店へ相談ください。
2.レンズが変色している
レンズが変色した場合、こちらも残念ながら不可逆です。再染色はできず元の色には戻りません。傷と同様にこちらもレンズのお入れ替えが必要になります。
3.コーティングの剥がれ
この症状もお問い合わせが多いですが、こちらも再コーティングを施すことはできず、レンズのお入れ替えとなります。
まれに「コーティングをミラー付きに変更してほしい!」というご要望をいただきますが、そのような場合も上記同様にレンズのお入れ替えにて対応となります。
以上、3点がお修理のお問い合わせでよくお伺いする内容です。
一度ついてしまった傷やコーティング剥がれを復元することはできないケースがほとんどですが、レンズにメガネ拭きをレンズに巻いてご保管いただいたり、レンズ凸面を下にして置かないなど少しの工夫で長持ちします。
なお、定期的なメンテナンスも長くご使用いただくための秘訣となるので、ぜひ実践してみてください!