せっかく買ったサングラス、いつの間にか汚れてしまった。よく見るとレンズに細かな傷がついてしまっていた。
「でもフィールドで使っているから仕方ないよね…」
そう思われる方も多いかもしれませんが、大切なサングラスを少しでも長く使いたいですよね? そこで今回は、何気なくしてしまいがちなサングラスの使い方にフォーカスし、どのように扱えばいいのか、私が実践していることも踏まえて紹介していきます。
目次
頭・帽子の上のサングラス
サングラスを服で拭く
サングラスをどこにしまう?
まとめ
頭・帽子の上のサングラス
そう、いわゆる頭の上にかけるアレです。町中ではもちろん、アウトドアシーンでもよく見かけますし、オシャレですよね。きれいな景色を前にサングラスを外した時、少し暗い木の陰や樹林帯に入ったときなどは、多くの方がしたことがあると思います。
ですがこの行動は、実はサングラスの寿命を縮めるきっかけになってしまうことも…
そもそもなぜよくないのでしょうか。
●落とすきっかけになる
一度や二度は経験があるとは思いますが、頭の上にサングラスがあるときは存在を忘れてしまいがち。ふいに落としてしまい、傷ついてしまう。落ちたのに気付かずそのまま… なんてことになりかねません。帽子の上は特に要注意。
●フレームの変形
サングラスは基本的に鼻と耳、そして耳の後ろの頭の形を考えて設計されています。頭の上にかけていると、ほとんどの場合サングラスの幅が広がり緩くなってしまいます。そう、サングラスがズレる原因になります。
●汚れの付着
整髪料を付けている時はもちろん、汗や髪の毛に付いている砂埃などは、レンズが汚れてしまう原因に。レンズが汚れると拭く回数が増え、レンズに拭き傷が付きやすくなります。また、整髪料の付着はコーティング剥がれにも繋がるので注意が必要です。
これらの解決方法は、きちんとケースにしまって保管することです。
カバンの中にしまう場合は、できればハードケースが好ましいです。
ケースはかさ張るし持ち歩けない… という場合は、せめて巾着などのソフトケースに入れ、サコッシュなどにしまうようにしてください。また、ショルダーハーネスなどにつけるサングラスケースなどもおすすめです。
この一手間。手間と思わず習慣にしてください。
あなたの目を守ってくれるサングラスを大切に長く使っていただくために、ほんの少し意識をしてみてください。
サングラスを服で拭く
そう、汗がレンズに落ちたりレンズが曇ったり、そうした時についしてしまいがちなのが、サングラスを服で拭く行為です!
実はこの行為は、レンズの傷の原因になってしまいます。
サングラスを長くお使いいただくには、何と言ってもレンズの傷を防ぎたいところ。アウトドアでサングラスを使っていると、砂埃などが付着してしまっている場合があります。その上から、メガネ拭きと違い繊維の太い服で拭くのは、ヤスリで拭いてしまっているようなものです。“少しくらい大丈夫”それが後々の後悔に…
ではどうすれば良いのか。
すぐに取り出せる胸ポケットやサコッシュなどに、メガネケースと共にメガネクリーナーセットを入れてください。セットといっても、大判のメガネ拭きと簡易的なシート状のクリーナーを忍ばせるだけ!
サングラスのレンズが汚れてしまった際は、まずシート状のクリーナーで砂埃などを拭き取ってから、メガネ拭きでレンズを綺麗に拭き上げてください。この一手間を習慣にすれば、あなたのサングラスの寿命はぐっと伸びるはずです。
そしてポイントとしては、メガネケースやクリーナーセットは極力清潔に保ってください。これが汚れてしまっては本末転倒になってしまいかねません。取り出しやすく、尚且つ清潔に保つことができそうなポケットを作ってみてください。
また、余談ではありますが、よくサングラスが曇ってしまう場合サングラスがあなたの顔に合っていない場合も… フィッティングで改善される場合もありますので、ご購入店舗に相談されると良いかもしれません。
サングラスをどこにしまう?
山小屋泊やテント泊の時、あなたはサングラスをどこにしまっていますか? そのままの状態でポケットにしまったりしていませんか? 普段サングラスやメガネをかけない方にとっては、その置き場所にも困るところ。また、一日歩いて疲れているので、サングラスのことは後回しになってしまいがち。
ですが、サングラスを綺麗な状態で長持ちさせるには、正しい保管方法が必要です。どこに、どのように保管するべきなのかを説明していきます。
●ハードケースに入れる
スポーツタイプのサングラスには、柔らかい巾着のケースが付属していることがほとんどです。軽いのでアウトドアや登山にはピッタリかと思いますが、雨蓋の中にサングラスを入れた時につぶされてしまい、サングラスが破損してしまう可能性が高くなります。ザックの中に荷物を押し込むようなパッキングをする登山だからこそ、ハードケース、もしくはセミ―ハードケースの携行をおすすめいたします。
●サコッシュに収納
サコッシュやボディーバックはスマートフォンや地図、コンパスなどを入れておくのに便利ですので、最近は持っている人も多いですよね! そこにサングラスの定位置を作ってみてください。山小屋やテントであっても、サコッシュは手の届く範囲に、どこに置いておくかを考えると思います。その中に定位置を作ることで、自然にサングラスをなくしたり破損する可能性が低くなると思います。
このように、大切なサングラスの定位置を決めてあげてください。また、泊りの登山ではサングラスをかけない夜間の保管に、必ずハードケースもしくはセミハードケースを携行してください。そうすることで、破損や紛失を防ぐことができます。
ぜひこの機会に、サングラスを収納する位置はどこがベストか考えてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか。
少しの意識とひと手間、ひと工夫で、あなたのサングラスの寿命は延びるはずです。ぜひ心がけてみてください。
また、TALEXショールームではレンズに傷をつけて使わなくなってしまったサングラスでも、レンズ交換のリメイクが可能です。ぜひお気軽にご相談ください。