今回の薮下ブログは、サングラス専門店TALEX直営店で10年以上販売してきた私から、度付きサングラス購入の前に知っておいていただきたい3つのポイントをご紹介いたします。
POINT.1 ブレない強さ
「釣り用の度付きサングラスを購入したい!」と思った、そもそもの目的を忘れないことが実はとても大切です! なぜなら私の販売経験上、多くの方が色々悩んでいるうちに本来の購入目的を忘れてフレームのブランドやデザイン選びがメインになってしまうことが多いからなんです。
まず、度付きサングラスが欲しい! そう感じたシーンを思い出してみてください。
・最近どうも遠くのピントが合ってない気がする。目の疲れを感じる。
・友人が見えているサカナが、自分には見えない時がけっこうあった。
・サイトフィッシングをもっとマスターしたい。
・オーバーグラスやクリップオンを使ってみたけど、ズレてきて集中できない。
・釣りの時だけコンタクトレンズ着用するのが面倒。
などではないですか? これらはフレームのブランドやデザインで補えるものではありませんよね。この目的がブレないように皆さんご注意を!
POINT.2 まず選ぶのはフレームではありません。
POINT1にもあるように、皆さんが「度付きサングラスが欲しい!」と感じたシーンを快適にするには、それぞれの目的にちょうどいい濃さの偏光レンズを選ぶことから始まります。水中をもっとハッキリ見たい、あるいは長時間快適に釣りを楽しみたい、これら目的は同じでも、どのくらいの濃さや色合いが最適なのかは人によって違います。ご自分の目で、外の景色がどのように見えるかを確認してから決めるのがベストです。
「えっ? 外の景色で確認なんて出来るの?」もちろんです!
こちらをご覧ください>>
POINT.3 どうして、このフレームは良くて、これはダメなの?
自分の目的に合ったレンズカラー選びが済んだら、度数をどうするか? ですが、サングラスなので、やはり遠方がしっかり見えるように専門店で確認&調整をしてもらいましょう。プロにお任せするのが一番ですね。普段使っているメガネを持っている方は忘れずに持参してくださいね。そのメガネで遠くがしっかり見えるのかがベースになるので。あと、最近どうも見えにくい… そう感じている場合などは、必ず伝えてくださいね。
さぁここから、お待ちかねのフレーム選びです。眩しいから掛けたいサングラス、可能な限りレンズの面積は大きい方がいいに決まってます。その方が眩しさと同時に紫外線の侵入も抑えられますからね。でも度付きの場合、あなたの度数の強さによってフレーム選びに制約が出てきてしまいます。なかには「お客様の度数だと、このくらいのサイズにしないと重くて厚みが目立っちゃいますよ」こんなアドバイスをもらった方が、いらっしゃるかもですね。これはもちろん正しい情報なのですが、「あなたの度数」⇔「掛けたいデザインのフレーム」この折り合いを、どこでつけるかが最大のポイントです!
そこで私からアドバイスをひとつ! 度付きサングラスのフレーム候補はたくさん選んでください。好みのデザインのなかで、レンズサイズが大きめ、中くらい、ここまでならサングラスとして使えるかな? という小さめなど、とにかく掛けてみて候補を並べてみましょう。(遠慮せずに)
ピックアップしたフレームを掛け比べながら、度数的にズッシリ重くなりそうなフレームがどれかをスタッフさんに確認してください。店頭のフレームに入っているのは度なしレンズ。いくら似合っていても、出来上がった時に(こんなに重いとズレるよね…)とならないように。あと、出来ればご家族やご友人のアドバイスも! 客観的に見てくれますから。
この3つのポイントを忘れずに選べば、購入後「失敗したなぁ…」と凹むことはあまりないはずです。
次回の薮下ブログでは、思い出の詰まったサングラスや、お気に入りの度なしサングラスのフレームだけを活用して、度付きサングラスに出来るリメイクという方法をご紹介しますので、楽しみにしておいてください。