お気に入りのフレームを落としてしまって傷を付けてしまった。踏んでしまってテンプル(つる)が折れてしまった。そんな経験はありませんか? もしかするとこれから起きてしまうかも…
前回のブログでは、「パーツごとの交換ができます。」とご案内しておりましたが、年代物のサングラスであればメーカーに在庫がない場合も。
今回はそんなサングラスやメガネの修理と注意点について解説いたします。
・テンプルの折れ
メガネをかけたまま眠ってしまったり、踏んでしまったという理由で、多くの方がご相談にいらっしゃいます。テンプルの素材が途中から違うものなど、部品のつなぎ目から折れてしまうことがほとんどです。
・ブリッジの折れ
このパーツはかけ外しの際に力がかかるので、折れてしまう可能性があります。製造段階で溶接するものが多く、経年劣化によりその部分のロー離れが起きてしまう場合があります。
・クリングスパーツの折れ
ズレてくるサングラスを上に押し上げる。よくやりがちなことですが、実はクリングスというパーツに負担がかかってしまいます。このパーツも付け根のロー離れが多く見受けられます。
・丁番の折れ
かけ外しの際に一番力がかかるパーツで、何万回も閉じ開きを繰り返す部分ですよね。金属疲労により折れてしまうことがあります。
どれも過度に力がかかったり、経年劣化による金属疲労が原因です。
溶接修理が可能ですが、修理後は溶接部分周辺の色の変化と修理箇所の強度の低下が考えられますので、接続部分を強く曲げないよう気を付けましょう。
もちろん、素材の関係でどうしても修理ができないものもあると思いますが、あなたのお気に入り、思い入れのあるサングラスやメガネを少しでも長くご愛用いただくために、ぜひ一度ご相談ください。
次回はメンテナンスブログをまとめさせていただきます。