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SUNGLASS LIFE

TALEX JOURNAL

サングラスができあがるまで

2020.11.04 Wed.

こんにちは! タレックス直営店加工担当の冨永です。

みなさん、眼鏡やサングラスがどのように作られているかご存知ですか?

レンズをフレームにはめ込むだけで一見簡単そうに見えますが、実は様々な工程を経て1本のメガネやサングラスが仕上がります。
そこで今回は、フルリムのサングラス(フレームの溝にレンズをはめ込むタイプ)を作る過程をご紹介していきたいと思います。

レンズの形を読み取る

レンズのサイズ感、ヤゲンの設定

レンズの角を落とす面取り

レンズの形を読み取る

専用の機会にフレームをセッティングし、レンズの溝部分の形状を読み込みます。ここが1番重要だと言っても過言ではないポイントです。綺麗に読み込まないと、ガタガタのレンズが仕上がってきます。

新しいフレームだと基本的には問題ないですが、レンズ入れ替えやお持ち込みフレームなどご使用されているフレームの場合は、リム(フレームの溝)にホコリなどが付着している場合があるので、しっかりと取り除きます。さらに、片手でつけ外しなどの使用でついたフレームのクセや歪みを整えます。ここまで行って、やっと読み取りの工程に入れます。

これを怠ってしまうと、美しいサングラスは出来上がらないのです。何事も最初が肝心ということですね!

レンズのサイズ感、ヤゲンの設定

先程読み込んだデータの形に合わせ、機械でレンズをカットしていきます。

レンズが大きすぎるとフレームにセッティング出来ないですし、逆に小さすぎるとレンズが抜けて落ちてしまいます。ちょうどいいサイズ感を導き出すために、練習用のレンズで何度も試して調整します。(なかなか上手くいかず10枚ほど練習で削ることもよくあります…)

ヤゲン(フレームの溝にはめ込むための山)はリムの幅、深さ、形をみて適切な設定を行います。ここの設定を間違えるとレンズ抜けや、見栄えがイマイチな仕上がりとなってしまいます。この工程はほとんどの作業を機械で行いますが、仕上げは手作業で、フレームに合わせてレンズを細かく削り微調整を行います。

加工者の経験や技術、感覚が問われる重要なポイントです!

元々丸い形のレンズ(左)を加工して、サングラスの形(右)に仕上げます!

レンズの角を落とす面取り

レンズが仕上がれば後はフレームにセッティングするだけ!と、その前に角を削り安全にします。

削り終わったレンズは角が立っているため、そのまま使用するとお肌を傷つける危険性が。特に度数付きの場合、レンズに厚みがあるため非常に危険です。リスクを少しでも軽減させるべく面取りを行います。ここは加工者の腕の見せどころ!角度や削る強さによって出来栄えが変わります。左右均等で、角を落としすぎず滑らかに!



これらの工程を経たメガネやサングラスは、美しくカッコよく仕上がっているはずです。
このブログを読んで、少しでもサングラスに愛着を持って大切に使っていただけると大変嬉しく思います!


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このブログ記事を書いたスタッフ

冨永 晃生ATSUKI TOMINAGA

  • 座右の銘/継続は力なり
  • 趣味/野球、漫画、食べること
  • チャームポイント/長くて多いまつげ

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