メガネやサングラスフレームの種類は、世界中にたくさんあります。
メガネ屋さんはもちろんですが、今ではアパレルショップや雑貨屋さんでもファッションアイテムの1つとして目にすることが多いと思います。お店で見かけるメガネやサングラス。目に止まるのは様々なカラーや多彩なデザイン、性能や機能があるものなど…メガネやサングラスのフレームは、それらの特徴や形状、機能を活かすために合わせた素材を使って作られていることをご存知でしょうか?
今回は、あらゆるフレーム素材の中からプラスチック系素材についてご紹介いたします。
プラスチックと言っても、パっと見た感じではどの素材も同じように見えますよね。
今回ご紹介するプラスチック系素材は、メガネやサングラスに多く使われている、アセテート・セルロイド・ナイロンという大きく3つの素材の特徴をご説明いたします。
【アセテート・セルロイド】
メガネやサングラスのフレーム素材でプラスチックと言えば、2000年頃まではセルロイド素材が一般的でした。(そこからプラスチック系フレームをこの材料にちなんで「セル枠」と呼ぶことがあります。)現在はほとんどのメガネやサングラスのフレーム素材はアセテート素材が主流となっています。
アセテート素材は、セルロイド素材に見た目や質感などが非常に良く似ていますが、セルロイドよりやや軽く、弾力性は劣るものの、素材そのもののカラフルな柄や色使い、透明色や透け感、摺りガラスのようなフロスト感などデザインが多彩です。
また、可燃性が低いことで安全面を考慮した素材となっているのも特徴です。
セルロイド素材は、温かみのある独特の素材感・肌触りが持ち味で、深みのある光沢と特性の色柄を得ることができます。弾力性があり耐衝撃性にも優れ、着色性や加工性もあるので、フレームの厚みを薄くしても破損しにくくデザインが多様です。ただし、熱には弱い性質があるため保管には注意が必要な素材となります。アセテートに近いデザイン性と薄さを求める方にはオススメの素材かもしれません。
次回、アクションコパーと同期のブログでは、素材によって重さが違う? フレーム編【ナイロン】についてご説明いたします。