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SUNGLASS LIFE

TALEX JOURNAL

サングラス・メガネを長持ちさせる簡単なお手入れ方法

2017.01.17 Tue.

 

こんにちは。今回は簡単にできるサングラス・メガネの正しいお手入れ方法について書いていきます。

 

この業界に勤め始めてからですが、友人や家族のサングラス・メガネをジロジロと観察しながら、差し出がましく小言を言うことがすっかり癖になってしまいました(笑)

 

知人等のサングラス・メガネをよく見ると大半がレンズに小傷がたくさんついていたり、コーティングが剥がれていたり、つるのネジが緩んでいたりします。

 

持ち主に普段の手入れ方法について尋ねると、驚きの回答が多数ありました… 私たちが日ごろお客様のサングラスやメガネをメンテナンスする際に行っているお手入れ方法のなかから、ご自身でもすぐに実践できる知って得する豆知識をまとめました。

 

皆様がご愛用のサングラス・メガネが少しでも長持ちすれば幸いです。ぜひご参考ください。

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目次

 

チェックボックス サングラスやメガネレンズの拭き方

 

チェックボックス  体を洗うついでには× 食器を洗うついでは◎

 

チェックボックス  保管方法について

 

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サングラスやメガネレンズの拭き方

 

日ごろお使いのメガネやサングラスレンズが汚れた時、どのようにお手入れをされていますか? メガネやサングラスを長持ちさせるお手入れ方法についてお伝えして参ります。

 

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「手入れなんてした事がない!」なんていう人もセリート(メガネ拭き)で拭くぐらいはしたことがあると思います。実はこれあんまりよくないんです。

 

「え?!」セリートはメガネを買うとセットで付属しているので、驚かれるのは当然だと思います。正確に言うと、拭き方の問題なのです。誤解がないように理由を説明します。

 

外出すると、目には見えにくい細かな砂や小さなほこりが必ずレンズに付着してしまいます。その状態のレンズをそのままセリートで拭きあげてしまうと、レンズとセリートの間で細かな砂やほこりが転がり、レンズに小さな傷がついてしまいます。

 

これを習慣的に続けるとどうなるでしょう? 残念ながら、毎日拭けば拭くほど無数の小傷がレンズに刻まれていくわけです。

 

「一年間、毎日拭いているのに小傷がいっぱいある」なんて方はいませんか? それは上記が原因している可能性が高いかもしれませんね。レンズを拭く際は水洗いをして砂ぼこりを洗い流し、キッチンペーパーなどでしっかり水気を取ってから拭きあげるようにしてください。そうすることで小傷がつきにくくなります。

 

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体を洗うついでには× 食器を洗うついでは◎

 

上記の文末で軽く触れたサングラスやメガネレンズの洗い方について詳しく書いて参ります。このブログタイトル、思い当たる節がある人が多いんじゃありませんか?私が直営店に勤めていたころ、当時の店長がサングラスをお客様にお渡しする時に必ずと言っていいほど口酸っぱく伝えていました。

 

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その時のお客様の反応が今でもとても印象に残っています。「うそ? いつも顔を洗うついでに洗ってた!」と言うような方が非常に多く、私たちの中では常識であることも、一般的には酸性の洗剤がレンズコーティングの劣化につながるということがあまり認知されていいように思います。

 

なぜ顔を洗うついでにサングラスやメガネを洗ってはいけないのか。

 

レンズの表面には、一般的に金属を蒸着させたコーティングが施されています。ですので、相性のよい洗剤を使わなければ、そのコーティングを剥がれさす原因となってしまうのです。

 

-では、相性の良い洗剤って?-

 

洗剤にはいくつかの種類があります。小学校の授業で聞いた事があると思いますが、洗剤は大きく分けるとアルカリ性」「中性」「酸性」の三種類に分けられます。酸性、アルカリ性の強弱の表記には「pH(ピーエッチ/ペーハー)」という値がつられます。このpH値が低くなるほど酸性が強くなり、逆に値が高くなるとアルカリ性が強くなります。ちなみに理科の実験でも使った塩酸pH値が非常に低く「物質を溶かしてしまうほどの劇薬」でドラマや映画ではお馴染みですよね。洗剤にもこのpH値によって様々な種類がありますので、ご家庭でお使いの洗剤のパッケージを是非ご確認ください。家庭用品品質表示法で定められているので、上記で説明をした液性については必ず表記されております。言葉の通りで説明の必要はないと思いますが、要するに酸性とアルカリ性pHの間に値されるのが中性です。洗浄力は一番優しく、人体にも悪影響が弱い事から主に食器洗い用の洗剤に多いのが中性洗剤です。

 

シャンプーや洗顔料などは弱酸性寄りになっているものが多いようで、サングラスやメガネのレンズのコーテイングは非常にデリケートなため、中性以外の洗剤を使い日常的洗っていると、コーテイング剥がれにつながってしまうのです。

 

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具体的に中性洗剤を使った洗い方についてですが、蛇口を緩くひねり優しく水で全体の汚れを落として下さい。メガネの変形の恐れもあるので、くれぐれも勢いよく蛇口をひねらないでください。

 

それから人差し指と親指に数滴の中性洗剤を付けて優しくレンズの両面を指でなでるようにして洗いましょう。その後しっかりとすすいで、キッチンペーパーなど給水力のある物で水気をしっかりお取りください。

 

基本的には水で洗うことをオススメします。熱湯での洗浄はコーテイングが剥がれてしまう可能性もあります。ぬるま湯も避けた方が賢明でしょう。

 

サングラス・メガネユーザーのみなさま、入浴ついでにレンズを洗ったりされていませんか?まずは各洗剤の液性をご確認下さい。これからは食器洗いのついでに洗いましょう!

 

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保管方法について

 

サングラスやメガネを長持ちさせる為の保管方法について書いてまいります。

 

上記の記事にて洗浄方法についてはご理解いただけたと思います。ところで、みなさま普段お使いのサングラスやメガネはどんなふうに収納されますか?実は収納の仕方には、サングラス・メガネ問わず一つ決まりがあったのです。

 

 

業界ではこれも常識ですが、サングラスやメガネはテンプル〈つる〉を左から畳んで次に右を畳むように設計されています。理由は定かではないですが、割合の多い右利きの人がテンプルを開く際、右側からひらきやすいように作られているそうです。

 

付属ケースは、遊びがないようにピッタリに作られている事が多く、ケースに収納する際も左から畳んで入れると安定して綺麗に収まります。右から畳んでしまうと収まりも悪くなり、その状態で蓋をしめるとフレームやレンズにストレスがかかり変形につながる恐れがあります。

 

また、サングラスやメガネをケースに収納する際はメガネ拭き〈セリート〉で包んでから入れると、ケースの内側とレンズの表面が干渉せず小傷の防止にもつながります。

 

今まできちんと保管していなかったという方は、ぜひ実践してみてくださいね。

 

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サングラス・メガネを長持ちさせる簡単なお手入れ方法についてのブログいかがでしたでしょうか? ご紹介した内容はどれも業界では常識ですが一般的な認知度はそんなに高くないと思われます。ちょっとした豆知識のような事ですが、日頃からこのブログでご紹介したお手入れ方法を少し心掛けるだけでお使いのサングラス・メガネはきっと長持ちすると思います。もちろん専門的な技術や工具が無いとメンテナンスが行き届かない箇所も有りますので購入店舗でのアフターサービスを定期的に受ける事も大切です。

 

今回は以上です。

 

次回も皆様のお役に立てる内容のブログをアップして参りますので今後とも木下ブログをどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

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このブログ記事を書いたスタッフ

木下 誠MAKOTO KINOSHITA

  • 好きな場所/神社
  • 趣味/雑巾がけ
  • マイブーム/市販のルウを使わずにスパイスだけでカレーを作ること

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