【こちらの記事は2021.2.26に情報を更新しました】
みなさま、偏光レンズ・偏光サングラスをご存知でしょうか?
サングラスを購入する理由として一番多いのは「眩しいから。」その結果、濃いレンズのサングラスを選ばれる方が多いのではないでしょうか?でも、色が濃いサングラスなのに何か眩しさが抑えられていない気がする。目が疲れる…そんなご経験はありませんか?
実は、ただレンズの色を濃くすればいいという訳ではないのです。偏光レンズはそんなお悩みを解消するべく、優れた性能を持っているレンズです。そんな偏光レンズの性能について3つのポイントに分けて解説します、ぜひ参考にしてください。
目次
そもそも光とは?
偏光レンズの特徴
可視光線透過率、偏光度について
そもそも光とは?
光は電磁波(電波)の一種です。電磁波は波長によって性質が変わります。その中でも、目に見える波長の光を可視光線といいます。また、目に見えない光のことを不可視光線といいます。不可視光線の中には、波長の短い紫外線や波長の長い赤外線があります。つまり、紫外線や赤外線は目に見えないのです。
また、可視光線は波長によって光線の色が変わります。
紫・藍・青・緑・黄・橙・赤
紫に近づけば波長が短くなり、赤に近づけば波長が長くなります。
この光線の色は虹の配置と同じで、私たちが見ることのできる光なのです。
光には7つの性質があります。
・直進…光がまっすぐに進む性質。
・反射…不透明なものに当たると跳ね返る性質。
・屈折…水面などを通過すると屈折する性質。
・分散…波長が様々な方向に分散する性質。
・干渉…シャボン玉の表面に起きる現象で、波長を強めあったり、打ち消しあったりする性質。
・回折…CDの裏面等で確認できる現象で、光が回り込むように広がっていく性質。
・偏光…いろいろな方向に振動しながら直進する光が、水面等に反射した時などに振動の方向が一定の向きに揃う性質。
このように光には7つの性質があり、その中で偏光レンズは偏光の性質を利用して、地面や水面の反射を抑えているのです。
偏光レンズの特徴
偏光レンズは、路面や水面、雪原からのギラギラした乱反射をカットし、目が疲れにくく、スッキリとした視界を得られるレンズのことです。
なぜ、反射を抑えることができるのか?
偏光レンズは、レンズとレンズの間に偏光膜という特殊なフィルターをサンドイッチしています。そのフィルターには反射光を抑え、心地良い光を届けてくれるという特徴があります。
下の画像をご覧ください。
こちらは、偏光レンズを着用して車のフロントガラスを見た光景です。フロントガラスの反射や眩しさをカットし、他にも路面の照り返しも消えスッキリと見えて、ドライブには最適なレンズです。その他、釣りや登山、テニスといったスポーツや、タウンユースにも非常に便利なアイテムです。
偏光レンズは“実際に目でみて体験する”ということがキーポイントとなりますので、ぜひお近くのショップで驚きの見え方を体感してみてください。
可視光線透過率、偏光度について
一般のサングラスレンズにも記載されている可視光線透過率とは、光を通す割合を数値で表したものです。数値が大きくなるにつれ、多くの光を通し、レンズカラーが薄くなっていきます。
【例】可視光線透過率30% → 30%の光を通し、残り70%の光を抑える。
ということになります。可視光線透過率が低いとレンズの色が濃くなり、強い日差しを抑えます。そのかわり、必然的に視界は暗くなりますので、薄い色をご希望される場合は、可視光線透過率が高いサングラスを選びましょう。
雑光カット率(偏光度)とは、水面や路面からの反射、ギラつきを抑える割合です。
【例】雑光カット率99%→水面や路面からの反射を99%抑える。
海に遊びに行った時の海面のギラつきや、アスファルトからの照り返しが眩しくて不快な思いをする方も多いと思います。この反射(雑光)をカットする割合が高いほど、クリーンな視界を得られます。より反射を抑えた偏光レンズをご希望の場合は、反射カット率が高いレンズを選びましょう。
いかがでしたでしょうか?
単に色が濃いだけのレンズでは、ほんとうにクリーンな視界は得られないのです。サングラスを購入される際は、ぜひ“偏光レンズが搭載された偏光サングラス”も視野にいれてみてはいかがでしょうか?
販売店で、アッと驚きの見え方を体験してみてください!