今回からは女性の皆さんにはぜひ頭に入れておいていただきたいポイントについて書いていきます。その第一段は『紫外線』
私のブログでも、何度も登場している紫外線ですが、登山をする上で知っておいていただきたいことをもう一度おさらいしていきます。
紫外線は1000m登れば10%強くなる
これはいろいろなメディアでも取り上げられているので少しは浸透してきましたが、まだまだ知らない方も多いはず。標高3000mの稜線上では地上よりも約30%強くなります。日焼け止めを塗ることができない目は、サングラスでしっかりと保護しましょう。
ではなぜ紫外線を予防しなくてはならないのでしょうか。
・目の健康寿命を延ばすために予防が必要です。
白内障をはじめ老化現象として起こる目の不調のほとんどは、紫外線が関わっています。登山を長く楽しむために、紫外線から目を保護しましょう。
・紫外線が目に入ると疲労する。ということが分かっています。
一日中炎天下の稜線を歩くと、目の奥が重かったりだるさを感じたりするはず。強い光を浴びるとダイレクトに体のダルさがあったりしますが、紫外線はジワジワと疲労が蓄積していきます。サングラスで一日の疲れが違う。これは過言ではありません。なんであの子はテント場や山小屋で元気なんだろう。そんな彼女はしっかりとサングラスをしていたはずです。
・雪眼炎の可能性があります。
雪山でなくとも、強い紫外線が目にはいると雪目になる可能性があります。※過去ブログにて解説しております『雪目について』気が付いたら目が開けられない… そんな怖い思いをしないように、しっかりと予防しましょう。
次回は、『紫外線が目に入ると肌が黒くなる?』です。