前回はトレイルランニングにおける目の保護について書きましたが、今回は紫外線対策についてです。
紫外線とは… 私たちの目には見えない光です。太陽光の一部であり、基本的な性質は可視光線(目に見えている光)と同じで、季節や標高、天候などにより紫外線量が変化します。建物や身に着ける衣類などによって大部分は遮断されますが、日陰でも明るいのと同じように大気中で紫外線が散乱し、日陰でも日焼けしないわけではありません。また、紫外線にはUV-A UV-B の波長が違うものがあるというのは有名ですが、人体により有害なUV-Bは散乱光の占める割合が高いとも言われております。また、紫外線は白内障をはじめとする目の病気の原因ともいわれております。
紫外線のおさらいをいたしましたが、比較的標高の高いトレイルを、何時間にもわたり走り、歩く中で、目は確実に紫外線にさらされています。肌と同じように目に紫外線が入った場合も、気づかないところでダメージを受けているはずです。
トレイルを走り終えたころ…
・目の痛み
・充血
・涙が出てくる
などの症状はないですか?
もちろんいろいろな原因は考えられますが、角膜に紫外線があたり炎症を起こしている可能性が。
トレランと紫外線の関係を考えると大きくかかわりのあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。しっかりと紫外線対策をして、楽しいトレイルランニングをお楽しみいただければと思います。
次回はサングラスをかけることによって集中力をきらさない?『サングラス×集中力の持続』です。