サングラスがズレない3つのポイント!その2はサングラスの各パーツ、部分的な所にスポットを当てて書いてまいります。
サングラスのフレーム素材は大きく2分すると「金属性」のタイプとプラスチックのような「セル枠」と呼ばれるタイプがあります。もちろんきちんと細分化すると色々な素材がありますがざっくり分けると主にこの2タイプです。
詳しい素材に関しては「アクションコパーと同期」のブログをご参照ください↓
素材によって重さが違う? フレーム編【アセテート・セルロイド】
さて本題に戻りまして、金属性のフレームにはクリングスという針金の様な細いパーツがついています。これが鼻に直接触れるノーズパッドに繋がっており、このクリングスを動かすことで鼻への掛かり具合を調整します。基本としては、ノーズパッド全体が鼻に均一に当たっている状態が好ましいです。
ノーズパッドの一点だけが過度に当たっていたり均一に乗っていないと鼻に跡が着いたり、痛くなる事がありますので購入時はこの部分もしっかりと販売店で調整してもらいましょう。細いので簡単に動くパーツですが、調整には専用の工具と技術が必要です。無理に動かしたりすると折れてしまうこともあるので、ご自身での調整は避けてください。
続いてセル枠系のノーズパッドの特徴についてです。
フレームから直接ついた山形状に盛り上がる部分がノーズパッドです。セルフレームはノーズパッドが一体型になった物が多くデザイン的にはとてもミニマルにまとまりますが、クリングスが着いていないため、金属フレームと比べると調整のふり幅は少し劣ってしまいます。
では、どのようにして調整をするの?
これは専用の器具を使い、ピンポイントでノーズパッドを温めてからグッと曲げて調整を行います。
セル枠系を選ぶ際はノーズの部分も確認するようにしましょう。
セル枠でもクリングスが着いたタイプもあったりしますので、鼻が低い人はクリングスタイプを選ぶ事がズレないポイントです。
また、調整をしてもらっても鼻にはうまく乗らないが、どうしてもセル枠をかけたい人もいると思います。この場合は別途費用と期間は掛かりますが、鼻盛りというノーズパッドの盛り直し加工ができる場合もあるので販売店にご確認されると良いでしょう。
さて今回はこの辺りで一旦失礼させていただきます。
次回は「テンプル(つる)の角度」について書いてまいります。こうご期待!