家族や友人と海や山などレジャーに出かける機会が多くなるこの季節。
当然、サングラスの出番も多くなりますよね。
私が勤務するサングラス専門店のTALEX直営ショールームでも、この季節はたくさんのお客様が来店くださり、猫の手も借りたいほど大忙しです。
連日、たくさんの方々に店外でレンズ体験やフレームの説明をさせていただくのですが、そんなお客様とは明らかにテンションのちがうお客様が、ガックリと肩を落としながら来店される時があります。
目次
1.外したサングラスを○○していたら・・・
私「どうなさったのですか?」
お客様「気に入って使ってたサングラスなんだけど、落としてしまってレンズにガリッと傷が…」
私「あらら…けっこう深い傷ですね。」(この後、どう声をかければいいのか、いつも悩みます。)
お客様「傷だけを消したり出来ないの??」
私「申し訳ございません。レンズは再コートなどが出来なくて、ついてしまった傷は深さに関係なく埋めることは出来ないんです(そしてお客様の心の傷も…)。」
TALEXではリメイクという、レンズだけを交換する購入方法があるので、そちらのご提案となるのですが、サングラスを落とされた方々に当時の状況を伺うと、結構な割合で同じような言葉が返ってきます。
それは「外したサングラスを○○していたら…」という言葉。
うっかりサングラスを落としてしまった方々の状況を知ることが、大切なサングラスを落とさないコツだと思います。
2.あなたは外したサングラスをどうしていますか?
お気に入りのサングラスを落としてしまった…。
そうならないように、転ばぬ先の杖を皆さまに!
実際にサングラスを落としてしまった方々の状況を知ることが、大切なサングラスを落とさないコツとお伝えしました。
今回は私の接客経験のなかで、お客様から伺った落下原因ベスト3をご紹介しようと思います。
共通ポイントは“外したサングラスの仕舞い方”
心当たりのある方は要注意ですよ!
☑あなたは外したサングラスをどうしていますか?
夏場に汗を拭ったり、室内に入った時など、サングラスをちょっと外ししたいシーンって結構ありますよね。そんな時、あなたは?
方法1 “頭や帽子の上に乗せる”
ゴルフの試合などでお馴染みのこの方法。正直なところ、あまりオススメではありません。不意に呼ばれて振り向いたり、モノを取ろうとして首を振った時に落下の可能性が高いです。
そして、意外に多いのは帽子の上に乗せていて、サングラスの存在をすっかり忘れてしまうこと。帽子って、そーっと取る方はあまりいてなくて、結構な勢いで取るものですよね。コトン…淋しげな落下の音で気づく…なんて話をよく聞きます。普段、サングラスを掛け慣れていない方は特に注意ですね。
落下は免れたとしても、サングラスそのものに対してもあまり良くありません。頭は顔幅よりも大きいため、フレーム自体が広がってゆるくなったり、レンズを止めている部分に負担が加わりますのでご注意を。
方法2 “Tシャツなどウェアの首の部分にひっかける”
服の内側にレンズの方を入れるとレンズが汚れてしまうので、ほとんどの方はレンズを外側にして引っ掛けますよね。見た感じは確かにオシャレだけど、実はこれが一番落下の可能性大なんです。なぜなら、サングラスはレンズが入っているフロント側が重くなっているからです。前かがみになったり、走ったりすると、かなりの確率で落下してしまいます。
方法3 “ウェアのポケットに仕舞う”
軽装時以外の季節にありがちな、この方法。1や2と比べると、まだマシかもしれませんね。落下することもないし、レンズの内側が汚れることもあまりありません。けれども、サングラスがポケット内で動くため、ファスナーに接触してレンズにキズがついてしまい、後悔することも。そして、大事に仕舞ったのは良いけど感触がほとんどないため、そのまま大きな荷物を抱えたりして、ん?何かが曲がったような感触が…。圧迫による変形やレンズがハズレてしまう、なんてことも実際にあります。
どれも、よく街で見かける姿ではありますが、お気に入りのサングラスを落として気分がブルーにならないようにしたいですね。
3.サングラスを落とさないためのお助けアイテム
☑高速道路のパーキングやお店など、外から屋内に入った時
☑登山やフィッシング、ロードバイクなど自転車の走行会などアウトドアで休憩しながら友達と話す時
サングラスを少しだけ外すタイミングってありますよね。
夏場でなくても汗をかくスポーツなら避けられないですし、メガネと違って相手から目線が見えにくいから人と話す時はやっぱり外すのがエチケットと考えておられる方も多いことでしょう。
今回は、サングラスを外したときに落としてガッカリしないためのお助けアイテムをご紹介させていただきます。
お助けアイテムその1 “グラスコード”
サングラスやメガネを首から吊り下げられるようにする紐のこと。
多くの方は年配の方の老眼鏡用をイメージされる方が多いかもしれませんが、最近はアウトドア向けに結構オシャレなモノも多くなりました。コードの長さを調整できるモノや、中にはサングラスを水に浮かせるフロートタイプなどもあるのでオススメです
フードがついたウェア着用時には少し煩わしいですが両手を離すことができますし、落下の心配はありません。
グラスコードを選ぶポイントとしては耳に当たる部分ではなく、サングラスのテンプル(つる)の先端のモダン・先セルと呼ばれる部分にとめるタイプがGOOD!これなら耳が痛くならないですし、うっとうしく感じることが少ないですね。
釣り・自転車などアウトドアはもちろん、ガーデニングやカメラ撮影などには本当にオススメです。
写真はTALEXのコラボレーションブランド、サイトマスターブランドのグラスコード。
使用頻度の高いフィッシング用に開発されているため、煩わしさを抑えながら様々なデザインのサングラスにつけられる工夫がされています。
お助けアイテムその2 “カラビナ付きケース”
もうひとつは、カラビナ付きのサングラスケース。
サングラスを首から紐でぶら下げるのはどうも…という方にはこちらがオススメ!
収納してデニムなどの腰にあるベルトループに引っ掛けておけば、お尻で踏んでしまうこともありません。何より、ケースに収納するので何かに当ってもキズや破損から保護してくれます。会話に夢中でどこかに置き忘れる…なんてことも防げますのでオススメです。
ひとつだけ、注意点としてはケースの蓋をしっかり閉めること。
特にボタンタイプのモノはカチッと音がするまで!ですよ。
お気に入りのサングラス、落下やキズつきで気分が凹まないようにグラスコードやカラビナ付きケースをぜひご検討くださいね。
お気に入りのサングラスを永く愛用いただくために
私はTALEX直営ショールームでたくさんの方々にサングラスを販売してきました。
何度も悩んで買ってくださった方、水面の体験で思わず衝動買いをされた方、中には昼食費を何ヶ月も抑えて貯めたお金で度付きのサングラスを購入された方も。
そんな皆さまには、ずっと快適にTALEXのサングラスを使っていただければと思います。
このブログでご紹介した落とさないポイントやお助けアイテムを頭の片隅に残しておいて、ぜひ楽しいサングラスライフを送っていただきたいです!