ENGLISH SITE よくあるご質問 お問い合わせ 資料請求 プロショップログイン

FIND WAY OF ENJOY
SUNGLASS LIFE

TALEX JOURNAL

近くのモノが見えにくくなった時、必要なアイテムとは? メガネの人編

2017.01.13 Fri.

 

105

 

前回の薮下ブログでは、普段メガネをかけていない方が、近くのモノが見えにくくて困った時どんなアイテムを手に入れれば、快適な生活を送れるのかを実例と合わせてご紹介しました。

 

今回は、普段メガネをかけて生活されている方が、近くの小さいモノが見えにくくなったとき、どのようなアイテムが必要なのかをご紹介させていただきます。

 

まず、普段メガネをかけていない方にお話したように、どうようなシチュエーションで近くて小さいモノが見にくくて困っているのか?をハッキリさせることが、とても重要です。

 

例えば、“いつものメガネをかけて初めて合う方との商談や打合せのとき”挨拶をして名刺交換まではいいけど、いただいた名刺の住所やメールアドレスがピンぼけで読めない。なんていうのが代表的なパターンですね。

 

なぜ、そうなるのか?それは、今あなたがかけているメガネが遠くをしっかり見るために作られたモノだから。年齢を重ね、近くのモノにピントを合わせる目の中の筋肉が衰えたのに対して、信号や人の顔など遠くが見やすくなるように作ったメガネでは度数が合っていないので、近くの小さいモノのピントが合わなくなってしまうのです。

 

そんな、あなたの悩みを解決する二つのアイテムをご紹介しましょう。

 

 

その1◆名刺はもちろん、デスク周りにあるモノがハッキリ見やすくなるメガネ。

 

信号や人の顔など遠くのモノが見やすい、今のメガネの度数を少し弱めて(遠視の方は強めて)パソコンのモニターがハッキリ見えるくらいの度数で作ったメガネを手に入れる!

 

このメガネなら名刺の住所など小さい文字はもちろん、スマホの小さい文字も見たい位置で見えるようになります。「それは助かる!」と思った方、少し待ってください。このメガネにはデメリットがあるんです。

 

【デメリット】

105 (2)

 

デスク周りなど、身の回りにあるモノは見やすくなるけど、今までのメガネでよく見えていた道路の標識や信号などは、逆に見にくくなってしまい、車の運転などには使えません。そう、このメガネは身の回りのモノ(距離)だけが見やすくなる専用メガネだということ。

 

つまり、車を運転するには今までのメガネにかけ替えないといけなくなる。メガネを二つ持ち歩くかないといけなくなるわけです。

 

「仕事で車の運転はあまりしないから大丈夫」という方。電車で外回りの営業に出たとします。このメガネでは、駅のホームにある掲示板はピンぼけで見にくくて結構困ります。

 

 

その2◆メガネの下側部分で見ると小さい文字が見やすくなって、上側でみると遠くのモノもクッキリ見えるメガネ。

 

ennkin2017

 

※画像のように、メガネのレンズ上側にはいつもの度数、下側にいくに従って、近くが見やすい度数になっている特殊な度付きメガネ。(一般的に遠近両用レンズと呼ばれるメガネ。遠くも近くも見えるから、遠と近、両方に使えるレンズという意味。)

 

このメガネがあれば、名刺の小さい文字はメガネの下側でハッキリ見えるし、駅の掲示板を見るためにはメガネの上側を使えばバッチリ見える!さらにメガネの真ん中では、パソコンモニターの文字がちょうどいい感じになります。まさにオールインワン!ですね。そう、「その1」にある、メガネ二本を持ち歩く必要がなくなるわけです。便利でしょ?でも、少し待ってください。このメガネにもデメリットはあります。

 

【デメリット】

105 (4)

 

それは、それぞれの視野が狭まること。今まで遠くがバッチリ見えていたメガネと比べて近くが見やすい部分が下側にあるため、遠くの景色を見たいとき視界が邪魔されてしまう。逆に近くの小さいモノを見たいとき、メガネの下側だけでしかピントが合わないため、A3サイズの資料だとちょっと苦戦するかもしれませんね。

 

あと、上下でピントの合い方が違うため、いつもの感覚で目線を振ると景色が揺れてなんだか気持ち悪い。視線の使い方さえ慣れてしまえば問題ないですが、最初は違和感を感じる方が多い。それがこのメガネのデメリットです。

 

※補足

遠近両用レンズと同じような設計に中近両用や近々両用などもあります。これは仕事で刺繍作業をされる方や、オフィスワークがほとんどで事務所からは殆ど出ない、なんて方に合わせた専用のモノ。これは、また別の機会に解説しますね。

 

 

じゃあ、結局どっちを選べばいいの?

 

105 (5)

 

自分がどっちを使えば快適に仕事ができるのか、判断できない…。

 

そこで老眼中級者の私から提案です。メガネ屋さんに相談しに行ってみてください!あなたの仕事や生活のなかでどうようなシチュエーションで近くて小さいモノが見やすくなれば快適になるのかをしっかり伝えてくださいね。

 

同じ悩みを持った人をたくさん見てきたメガネ屋さんなら、それぞれの目の状態や困っているシーンに合わせて、どんなアイテム(見やすくするメガネ)を提供すればその人が快適に生活できるのかをよーく知っています。

 

さらに!

メガネ屋さんなら実際にメガネを作る前にどんな見え方なのかを試せます。

 

1.名刺はもちろん、デスク周りにあるモノがハッキリ見やすくなるメガネ

 

2. メガネの下側部分で見ると小さい文字が見やすくなって、上側でみると遠くのモノもクッキリ見えるメガネ。

 

この二つのメガネを作ると、近くの小さいモノがどんな風に見えるのか?あるいは遠くを見ると、どんな風になるのか?などなど。これらを自分自身の目で実際に試すことができるのです。

 

105 (6)

 

どうようなシチュエーションで近くて小さいモノが見やすくなれば快適になるのか?」を思い出して、お店にあるモニターやカタログ、外の景色を見比べれば、きっと答えが出るはずです。

 

 

●番外編

 

普段かけているメガネを外すと、近くのモノがクッキリ見えるから全然大丈夫!という方がいらっしゃると思います。そんな方にオススメのメガネをひとつご紹介しますね。

 

あなたは、比較的弱い近視で左右とも同じくらいの視力(だいたい0.5くらい)という方のはず。確かにメガネを外して裸眼で見ると、名刺の住所もバッチリ見えることでしょう。けれども、仕事中、不意に渡された小さな文字の資料を見るとき、いちいちメガネを外さないといけないですよね?意外に面倒ではないですか?そんな方にオススメのメガネをご紹介します。

 

Print

 

フリップアップタイプのメガネ、日本語では、跳ね上げ式といわれるメガネです。画像でわかるように、メガネ枠の上側に丁番コマがついていて、遠くを見るとき用のレンズ+枠部分だけ、ヒョイと上に上げることができるのです。このメガネなら、わざわざメガネを外さなくてもメガネを外したときと同じ視界になるんです!便利でしょ?このメガネもメガネ屋さんにあるはずなので、ぜひ相談してみてくださいね。

 

おそらく、この記事を最後まで読んでくださった方は40~55歳くらいのはずです。近くのモノが見にくいと感じていたけど、頑張ってこられた…はず。特に、生活に欠かせないスマホの文字には苦労されていたのではないでしょうか?

 

「フォントサイズ」設定で小から中に。ついには中から大に…。家族や会社の同僚から「えっ?文字、大き過ぎでしょ?」と言われたときは、さすがに凹みますよね。そのタイミングがメガネ店に相談に行くタイミングなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

次回の薮下ブログは、「近くのモノが見えにくくて困った時、どうすればいいの?」まとめた記事とさせていただきます。

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

このブログ記事を書いたスタッフ

薮下 剛TSUYOSHI YABUSHITA

  • 趣味/フィッシング・DIY
  • 最近の悩み/釣りに行けていないこと
  • 好きな場所/琵琶湖

このスタッフの記事一覧へ