光は電磁波(電波)の一種です。電磁波は波長によって性質が変わります。その中でも、目に見える波長の光を可視光線といいます。また、目に見えない光のことを不可視光線といいます。不可視光線の中には、波長の短い紫外線や波長の長い赤外線があります。つまり、紫外線や赤外線は目に見えないのです。
また、可視光線は波長によって光線の色が変わります。
紫・藍・青・緑・黄・橙・赤
紫に近づけば波長が短くなり、赤に近づけば波長が長くなります。
この光線の色は虹の配置と同じで、私たちが見ることのできる光なのです。
光には7つの性質があります。
・直進…光がまっすぐに進む性質。
・反射…不透明なものに当たると跳ね返る性質。
・屈折…水面などを通過すると屈折する性質。
・分散…波長が様々な方向に分散する性質。
・干渉…シャボン玉の表面に起きる現象で、波長を強めあったり、打ち消しあったりする性質。
・回折…CDの裏面等で確認できる現象で、光が回り込むように広がっていく性質。
・偏光…いろいろな方向に振動しながら直進する光が、水面等に反射した時などに振動の方向が一定の向きに揃う性質。
このように光には7つの性質があり、その中で偏光レンズは偏光の性質を利用して、地面や水面の反射を抑えているのです。
なぜ、反射を抑えることができるのかについては、次回の「偏光レンズの特徴」でご説明させていただきます。