ただいまPROSHOP&SHOWROOM TALEX 20周年特別企画開催中です!
詳しくは【20周年記念特別企画】ユーザーボイス&フォトコンテストをご覧ください。
現在お客様からおはがきとフォトが続々と寄せられております。
お客様より寄せられましたユーザーボイスとフォトは、全スタッフで楽しく拝見させていただいております。
この度お寄せいただきました、お客様からの貴重なご意見・ご感想は全社員で共有させていただき、より良い製品作りとサービスの向上に役立てて参ります。
ご応募締め切り日は2017年2月28日でございます。
皆様ぜひ、この機会にふるってご応募ください!
目次
PROSHOP & SHOWROOM TALEX 20周年のごあいさつ
PROSHOP & SHOWROOM TALEXができた理由
【20周年記念特別企画】ユーザーボイス&フォトコンテスト
初めて知ったコードバンの魅力
コードバンが生み出されるまでの一連の流れ
まとめ
PROSHOP&SHOWROOM TALEX 20周年のごあいさつ
1996年PROSHOP&SHOWROOM TALEXがスタートし、皆様のおかげで20周年を迎えることができましたことを、心よりお礼申し上げます。
当時サングラス専門店は無く、ましてや偏光サングラスしか扱わないお店は今でも当店だけではないかと思います。
オープンから数年間は紆余曲折と試行錯誤の連続でしたが、皆様からの温かいご支援のおかげで、偏光サングラスにおいて全国の代表的な存在となりました。
また、この20年の間には全国トップレベルの眼鏡店の皆様から、TALEXの取扱い希望をいただき、現在400店舗以上のネットワークに成長することができました。
これからもお客様に心から喜んでいただける製品とお店作りに、スタッフ一同真剣に取り組んで参ります。
株式会社 タレックス
代表取締役 田村 真三
PROSHOP&SHOWROOM TALEX ができた理由
少し堅い話をいたしますが、ご容赦ください。
「正しい情報をお伝えするのもメーカーの役割」という考えのもと、20年前にメガネレンズ発祥の地「田島」で偏光サングラス専門店を始めました。
当時タレックスは、全てのレンズをサングラス先進国(欧米諸国)に輸出していました。
デリケートな青い目の欧米人にとってタレックスは大絶賛!生産が追いつかず日本の会社でありながら、日本での販売はゼロでした。
そんな会社が日本国内での販売を本格的に開始することになったのは、ある衝撃的な記事がきっかけでした。
大阪消費者センターが発行する「美しい暮らし」1996年9月号に500円~9,500円のサングラス25本のレンズをテスト(紫外線透過率・可視光線透過率・平行度・ひずみ・解像力について)したという記事です。
価格の高いものが当然良いレンズだと思いますね?
しかし、レンズの品質は価格にまったく関係なしという結果。
9,500円のサングラスよりも500円の方が良かったという驚きの結果。
その後、消費者センターの努力もむなしく、品質は向上されませんでした。
むしろ、雑貨店やアパレル店でのサングラスの販売が増加し、悪くなる一方です。
レンズのひずみ、ユガミのため❝目の健康❞に好ましくないという結果があるにも関わらず・・・です。
改善の兆しがないので、ついに消費者庁は動きます。
家庭用品質表示法で「ファッションサングラス」という区分を新たに設定し、なんとそこには使用上の注意として❝あまり長い時間目にかけない旨❞と表記が義務付けされました。
日本国内でこのような状況に対して、タレックスは❝ほんとうのサングラスをかけたことがありますか?❞という皆様へのメッセージと私たち自身への問いかけと共に、お客様の大切な目に安心してお使いいただけるよう光学性能にすぐれた高品質、高性能な目に優しいレンズ製造にこだわり続けます。
これからもPROSHOP&SHOWROOM TALEXは偏光サングラスの専門店として、正しい情報と最新の技術で、日常生活のお役に立てるサングラスをご提案いたします。
趣味に、ドライブに、目の健康や美容のお手伝いとして、皆様の生活が少しでも楽しくて豊かになるお手伝いができるように、スタッフ一同努力して参ります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
【20周年記念特別企画】ユーザーボイス&フォトコンテスト
PROSHOP&SHOWROOM TALEX 20周年記念特別企画として、ユーザーボイス&フォトコンテストを開催いたします。
日頃皆様から寄せられるたくさんのありがたいお言葉や、素敵なサングラスの写真を、この度はコンテストとして募集いたします。今回のコンテストは、アンケートに沿ってご自慢のサングラスをご紹介していただきます。
見事入賞されたお客様には、特別な賞品をプレゼントさせていただきます。
【応募資格】
PROSHOP&SHOWROOM TALEX(直営店)で、お買い上げいただいたお客様
【ご応募受付期間】
2016年11月25日~2017年2月28日まで
【入賞結果発表日程】
2017年3月中旬
【入賞結果お知らせ方法】
ご入賞された方には、事前にメールにてご連絡をさせていただきます。
※応募方法につきましては、当店でサングラスをご購入いただいたお客様には事前にご案内をお送りしておりますのでそちらをご参照ください。
「住所が変わって届いていない。」
「DM不要にチェックしたので届いていない。」
といったお客様は、恐れ入りますが電話またはメールにてお問い合せください。
「応募したいけどPROSHOP&SHOWROOM TALEXで購入したことがない。」
といったお客様もご安心ください。
上記ご受付期間中に、PROSHOP&SHOWROOM TALEXにてサングラスをご購入いただけましたらご応募いただけます。
コンテストプレゼント詳細は下記のとおりでございます。
ユーザーボイス&フォトコンテストについてのお問い合せは下記までお願いいたします。
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PROSHOP & SHOWROOM TALEX
〒 544-0011 大阪府大阪市生野区田島4丁目4-38
【Tel】 06-6758-4711
【Fax】 06-6758-4712
【Mail】showroom@talex.co.jp
営業時間 10:00~19:00
定休日 水曜日
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初めて知ったコードバンの魅力
PROSHOP&SHOWROOM TALEX 20周年の記念に、新喜皮革様のご協力により、普段では行えないほどの時間と手間をかけて特別なケースを製作いたしました。
その特別なケースのために、まず「コードバン」という素材について深く知る必要がありました。
2016年4月スタッフ一同兵庫県姫路市にある、日本で唯一(世界で二社のみ)のコードバンタンナー、新喜皮革様の工場を訪れました。
そこで目の当りにしたのは馬の革が10カ月という長い期間を経て加工され、製品に使用できるコードバンが生み出されるまでの一連の流れでした。
コードバンとは、馬の「臀部(でんぶ)」にある厚さ1mmの緻密な繊維層を裏側から削り出した革のことを呼び、別名「キングオブレザー」や「革のダイヤモンド」とも呼ばれ、独自の光沢感と重厚な質感は、その名にふさわしいものです。
年々数が少なくなっていくその希少性、革のダイヤモンドといわれる理由とその機能性を学びました。
人を魅了し続けるコードバンの美しさと、使うほどに手放せなくなる人に対する優しさは、間違いなく新喜皮革さんによる職人さんの手仕事と、最高の素材へのこだわりでした。
そして何よりも社員皆様の馬に対する敬意と愛情が、コードバンの優しさと言葉を失うほどの美しさを生み出していました。
実際に手に触れることでしか味わえない感動を生み出すコードバンの魅力がそこにありました。
日本で1社しかない工場で、すばらしい体験をさせていただきました。
コードバンが生み出されるまでの一連の流れ
馬革は大きく分けて二つの種類に分けられます。
コードバン
コードバンとは、馬の「臀部(でんぶ)」にある厚さ1mmの緻密な繊維層を裏側から削り出した革のことを呼び、別名「キングオブレザー」や「革のダイヤモンド」とも呼ばれ、独自の光沢感と重厚な質感は、その名にふさわしいものです。
ホースハイド
馬胴体部の革をホースハイドと呼び、牛革に比べると薄く、それでいてしなやかなので軽さを備えています。仮に同じ製作工程を経た同じ厚みの牛革と馬革を比較した場合、馬革の方が丈夫です。
【豆知識】
皮から革へ
「皮」という漢字は生皮、原皮と書かれるときに用いられます。
「革」は甲革や裏革、染革、製革と書くときに使われています。
その違いは、「皮」は鞣される前の状態、「革」は鞣されて以降の状態を指します。
◆製造工程について◆
ここからは実際に工場見学で目の当たりにした、馬の革が10カ月という長い期間を経て加工され、製品に使用できるコードバンが生み出されるまでの一連の流れをご紹介いたします。
① 塩漬け状態で輸入された馬皮を特殊な薬品漬けにし、毛を溶かす
② 鞣(ナメ)し作業を行う
鞣しとは革を腐らないようにする工程をいい、鞣しにはクロム鞣しとタンニン鞣しの2種類があります。
クロム鞣し
鞣し剤に塩基性硫酸クロム塩を使用する、一般的な鞣しの方法。
柔軟性があり伸びが大きく弾力がでます。
耐熱性があり靴の甲革、袋物、服飾用などに利用されます。
タンニン鞣し
繊維と繊維の間にミモザ(アカシア)のエキスを流し込み結合させる方法。鞣された革は伸縮性が小さく、鞄、靴底など立体化する革製品に適しています。
ホースハイドはクロム鞣し。コードバンはタンニン鞣しで加工されます。
※クロム鞣しは高温の為、コードバンの繊維が潰れてしまいます。
③ 染色を行う
仕上げの色ではなく基本となる色の染色を行います。
この染色がきちんと出来ていないと仕上げの色をのせる際、綺麗に発色されないそうです。染料は皮革専用の特殊なものを使用。染色の際に油を使用し、丈夫さとしなやかさをだします。
④ 工場二階の天井で乾燥させる
この際、後の作業員の効率を考慮し、革に丸みが出ないよう一枚一枚手作業で革を逆ハの字に固定器具で吊るしていくそうです。
⑤ 乾燥後、不要な部分を手作業で切り落とす
スエード側(表面ではなく肉側)を削り落とし、コードバン層をだします。銀面(表面)とスエードだと銀面の方が強い為スエード面を削り、より強度を上げます。
⑥ 最終項目のグレージング
機械に純度の高い筒状のガラスを設置し、厚さが均等に2ミリになるように、そのガラスでコードバンを磨き艶をだす工程。この作業は、職人手作業だからできる要となる作業です。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
ここまでの作業を約10カ月かけて加工され、コードバンが生み出されます。コードバンはAグレードと位置付けされる高さ2.3メートル以上の馬から加工され、1頭から1割しかとれない大変希少な革なのです。
特別なサングラスケースの製作を始めてから現在に至るまで、デザイン設計から重量バランス、サイズ感やカラーなど細部に至るまで、何度も打ち合わせを行い、贅沢の限りを尽くしたサングラスケースでございます。
サングラスケースの製作に多大なるご協力をいただきました、世界で2社しか存在しない、革の宝石と呼ばれる最高級皮革素材コードバンタンナーの新喜皮革の皆様。そしてTHE WARMTH CRAFTS- MANUFACTURE(ウォームス クラフツ マニュファクチャー)を展開される、株式会社コードバンの新田社長とデザイナーの米田さんには、この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。
株式会社 タレックス
代表取締役 田村 真三