なぜパソコンやモニターを見ると疲れるのか、まずは簡単に瞳の仕組みから説明をします。瞳の中の瞳孔ってご存知でしょうか?
黒目の真ん中にある瞳孔が環境や状況に合わせ開いたり閉じたりし、取り込む光量を調整する役割をはたしています。
人間や動物の瞳孔は自立神経に支配されていて、明るい場所では瞳孔が収縮して、光を取り込む量を自動で調整をしています。光量の少ない暗い環境では瞳孔が散大して多く光を取り込み、より鮮明な視覚情報を取得しようとします。
また、交換神経が働いている際は瞳孔は大きく開き、副交感神経が優位な時は瞳孔は縮小するそうです。
パソコンモニターやスマートフォンの強い光を見て、次々と切り替わる画面を見続けると、交換神経が優位に働き興奮状態が続いてしまいます。昼夜問わずパソコンやスマートフォンをさわる現代人は、長時間、筋肉や神経が緊張状態にさらされている訳です。副交感神経が優位な時に身心にもたらす回復、血行促進、リラックスをさせる時間が極端に少なくなっている可能性が高く、これが疲労の原因のようです。
今回は以上です。次回「パソコン用メガネの活用」についてご期待ください。