前回は“偏光レンズ”についてご説明いたしましたが、今回は“調光レンズ”についてご説明していきます。
調光レンズとは、わかりやすく説明すれば、屋外では『薄いレンズから濃いレンズに』、室内に入れば『濃いレンズから薄いレンズに』と、色が変化するレンズのことです。
下の写真をご覧ください。
これは、レンズの半分に布をかぶせて実験したものです。
左半分のレンズが濃くなっているのに対し、右半分はほぼ透明の状態です。太陽の光が当たればレンズの色が変わると思っている方も多いですが、実は調光レンズは紫外線を浴びることでレンズの色が濃くなります。そのため、曇っている日でも紫外線の量が多ければレンズは濃く変色します。わざわざ面倒な掛け替えをしなくても1本のサングラスで屋外・室内と兼用できるので、非常に便利なアイテムです。
ただし、『薄い→濃い』に色づくときに比べると、『濃い→薄い』に色がもどるのは少し時間がかかってしまいますので注意は必要です。
次回は、「偏光レンズと調光レンズのメリット・デメリット」についてご説明いたします!