前回までの薮下ブログで、すべてのルアーフィッシングでオールマイティに使える偏光サングラスをひとつだけ選ぶなら、3つのポイントをクリアするフレームにTALEXのトゥルービュースポーツというレンズカラーが搭載されたアイテムがベストと、ご紹介しました。
今回は、その次に出てくる選択肢、レンズコーティングの違いについてご紹介したいと思います。
そもそも、レンズコーティングとはどういうものなのかを簡単にご説明させていただきます。
レンズコーティングというのは、レンズ表面に
・キズつき防止
・裏写りの抑制
・撥水性
・鏡のように反射させる
といった機能性をアップさせる特殊な層がレンズ表面に追加されているとお考えください。
※ハードマルチコートの場合のイメージ
ではTALEXのトゥルービュースポーツに、どのようなコーティングラインナップがあるのかをご紹介します。
1.ハードマルチシングルコート
キズ付き防止コートに加え、レンズ内面の反射と映り込みを防いで見え方の質を高めながらも、外部から目元が見えにくいというファッションセンスを盛り込んだコーティングです。
2.ハードマルチコート
キズ付き防止コートに加え、レンズ両面の反射と映り込みを防ぐため、見え方の質を求められるアングラーに最もおすすめするコーティングです。
3.ハードマルチミラーコート 3種(ブルー/シルバー/ゴールド)
キズ付き防止コートに加え、レンズ内面の反射と映り込みを防ぎながらも表面にミラー状のコーティングすることで目線を隠します。ハードマルチコートよりも可視光線透過率が3~5%ほどダウン、つまりほんの少しだけ視界が暗くなります。
ハードマルチブルーミラーコート
ハードマルチシルバーミラーコート
ハードマルチゴールドミラーコート
どんな釣りでもオールマイティに使うなら、やはりハードマルチコートがオススメです。外側と内側、両面に反射防止が施されたこのコーティングなら、まつ毛や瞳の写り込みなど視界を邪魔するモノがほとんどありません。とにかくスッキリ見えるのが特徴。トゥルービュースポーツの機能を存分に発揮できているという感じの視界です。
もうひとつ、釣りで人気のあるハードマルチミラーコートは、どちらかというとファッション的要素を求める方にオススメのコーティングです。サングラスなのに目が透けて見えるのはちょっと…という方にはオススメ。ハードマルチコートとの違いは、外側の表面に鏡状の層をのせることで少しだけ裏写りが発生します。少しだけというのは、TALEXのハードマルチミラーコートの内側には裏写りを抑制するマルチコートが施されているので、機能が大きく劣ることはない、という意味なので安心してくださいね。
「ミラーコーティングはハズせない! 」という場合には、裏写りの原因となる上部&サイドからの光の侵入を抑える、遮光性が高いデザインのフレームと組合せるのがベターです。
次回の薮下ブログでは、3つのブログをまとめた「ルアーフィッシング用に偏光サングラスをひとつ選ぶなら! 」をご紹介したいと思います。